相談支援

福祉サービスとの連携

平成27年度より門真市から委託を受けて計画相談事業を開始いたしました。

初年度の27年度は、53名の新規サービス利用計画を作成し、61件のモニタリングを実施しました。対象者は、門真市在住で「就労継続支援A型」・「就労継続支援B型」・「就労移行支援」のサービスを利用して就労を目指す方々です。対象者のうち59%が知的障害をお持ちの方、41%が精神障害をお持ちの方という状況でした。

計画相談事業は平成27年からすべての対象者に適応となったものの、地域内ではまだ周知度が低く、対象の方や利用中のサービス事業所の方に制度の趣旨を説明し理解を促すことも必要でした。

また、計画相談の進め方としては、既に何らかのサービスを利用されている方に現状を聞き取るケースが90%以上を占めており、その中で今受けているサービスへの疑問点や改善を提言するのは躊躇や戸惑いなどがありました。

実際に聞き取りを行うと、就労における課題もさることながら生活や家族、将来に対する不安の訴えも多く、現実に本人や家族で課題や困難を抱えこんでしまっている事例に立ち会うこともあり、改めて障害を持つ方の人生をトータルコーディネートする難しさを痛感しました。

計画相談事業はこれからも福祉サービスを利用する人にとって欠かすことの出来ない要の制度になることと思います。「利用したい福祉サービスは何か」「より本人らしい人生を歩むためにどんな福祉サービスが必要か」を地域の関係機関と共に考え、地域に根差した支援を進めて行ければと考えております。