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JSNは精神・発達障害者に特化した就労支援施設です。
「見えない」障害である精神障害。体調に波があり、個々の生きづらさは病名で一括りにすることも難しい。だからこそ、JSNでは一人ひとりへの丁寧なサポートを大切にしています。訓練期間中に「働き続ける力」を身に付けられるよう、さまざまなプログラムを用意しています。
開設から14年で、就職者数は500名を超えました。訓練を受けた方の約90%が就職され、そのうち約70%の方は戦力として働き続けています。
就職がゴールではありません。働き続けるための手厚いサポートがJSNの強みです。
「人生を応援する」をモットーに、魂の込もった支援をこれからも続けています。
JSNでは訓練~就職後の定着支援を含め、すべての支援を自前で行っています。就職後のサポートは就労支援のスペシャリストであるジョブコーチが担当。訓練→就職活動→就職→就労継続と一貫した支援を行うことで、より安定した職業生活を送ることを目的としています。
必要に応じて就業・生活支援センターや地域の医療機関、生活支援機関などと連携し、より強固な支援体制の構築に力を注いでいます。
JSNではSPIS(エスピス)というWeb上の就労定着支援システムを導入しています。就職した当事者が日々の体調や業務についてWeb上に記入することで、不調の波や障害特性を支援者と共有できるシステムです。また、当事者・支援者・職場担当者の三者がコメントを記入し、やりとりを行うことで、問題の早期発見と解決にもつながります。
精神障害・発達障害者の最大の課題は「職場定着」。SPISはこれを改善するための新しい手法として、今、もっとも注目されているWebシステムです。導入した当事者からは、「見守られている安心感がある」。企業の担当者からは「日々の体調が見える化されて、特性理解につながった」と好評です。
障害者雇用を検討されている企業、障害者をすでに雇用されている企業を対象としたサービスです。障害者雇用における社内の受け入れ体制を整え、障害者雇用がスムーズに進むよう助言・提案を行います。
まずはヒアリングを行い、障害者雇用の動機、目的を共有。業務内容を整理し、マニュアルの作成、環境作りをサポートします。必要に応じて、障害理解のための社内講座なども実施。体験実習などマッチングの機会を設けたり、実際の雇用に向けた準備も行います。
JSNでは企業サポートを通じて、誰もが長く働き続けられる会社づくりに貢献したいと考えています。
JSNでは障害者就労支援で培った就労支援のノウハウを、病気や外傷により休職、離職をされた方々の復職支援にも応用しています。
現在、リワーク支援は医療機関を中心に行われていますが、企業実習や復職後のフォローは手薄になっているようです。そこでJSNでは「企業実習・復職後の定着支援(企業支援、本人支援)・SPISの活用」を3本柱とし、グループワークやSST・実務訓練・企業実習・スポーツプログラムなどを実施しています。2013年からスタートし、相談件数も年々増え続けています。
発達障害のある大学生・専門学校生を対象としたプログラムです。JSNではこれまでの支援実績を生かし、大学や専門学校の支援窓口と連携しながら、就職に向けたインターンシップや就労準備講座を学生向けに提供しています。
発達障害のある学生が、在学中から将来「働くこと」を考えるきっかけになればと考えています。卒業後を見据えた就労支援によって、彼らの可能性を広げていくことを目的としています。
JSNのスタッフが医療機関等に出向き、デイケア利用者の方等を対象にお話させて頂きます。
テーマは「就労」。座学とSSTを組み合わせた内容で、1機関あたり1回2~3時間の講座を3~5回行います。特に人気が高いのが、JSN卒業生による体験談。就職を目指そうと思ったきっかけや、訓練中の思い出、現在のお仕事や夢などを語ります。これを機に就労を目指そうと志した受講生も多く、大変ご好評を頂いております。
平成19年度からスタートし、50ヶ所の医療機関、8ヶ所の支援機関で実施。700名以上の方が受講されました。
「働き続けるための支援」をまとめた研究報告書がリリースされました
平成29年11月、設立から10年が経過したJSNの「働き続けるための支援」をまとめた研究報告書がリリースされました。
『働き続けるために必要な支援』
~JSN10年の仕事を振返って~