2025年よりJSN東京の所長を務めることとなり、あらためてこの事業所が歩んできた道のりの重みを感じています。JSN東京は2016年に開所。多くの利用者の方、企業、関係機関に支えていただきながらの10周年。心から感謝申し上げます。
JSN東京は、法人の中で唯一“東京にある事業所”です。これまでは、厚生労働省との連携や制度動向の収集など、いわば「アンテナショップ」としての役割を担ってきました。しかし国の施策も固まりつつある今、私たちには新たな役割が求められています。それが“新しい可能性を模索し、挑戦する場”としてのJSN東京だと考えています。
具体的には、うつ病や復職に関わるリワーク支援、企業へのストレスチェック制度の活用支援。教育機関・児童養護施設との連携など、幅広い領域との協働を進めています。こうした取り組みは、支援対象の方だけでなく、企業内で働く従業員の早期対応や予防的支援にもつながっていくものです。 また、SPIS研究所の東京拠点として、理事会や勉強会、事業報告会を事業所で積極的に開催し、情報が行き交う“東京らしい交流拠点”になることも目指しています。
東京という地域は、多様性やスピード感など、地方とは異なる特徴があります。JSN自体が大切にしてきた価値観を守りつつも、それだけでは対応しきれない難しさもあります。良いところは残しながら、どのように東京という地域で支援を届けていくか。スタッフ一同、常に試行錯誤を続けています。
現在は、大学院で研究を行ってきたスタッフ3名を含む、経験豊かな6名のチームで運営しています。福祉・医療・営業など、多様な経歴とネットワークで、自然と支援の幅を広げてくれています。 JSN東京から新しい風を発信できるよう、これからも一歩ずつ丁寧に進めてまいります。
JSN東京
所長 井川 幸恵