2023年11月1日

デフスペースデザイン

「ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業」の実行委員をしている関係で、海外で学んだ研修生の報告を聞かせてもらう機会がある。

https://www.ainowa.jp/

今回、報告してくれた彼女は、ろう者の視点による映像制作技術の研修、北欧のDeafSpace Designの視察でデンマークに行かれていた。

ある建物は壁がガラス張りで建物内部が見渡せる。机が楕円形でみんなが見渡せる。教会で牧師の手話が見えやすいように会場に傾斜がある。手摺りがガラスで視覚を遮らない。カフェバーでオーダーする時にバーテンダーに光を当てて知らせるなど、いろいろな工夫がされていてろう者が生活しやすい工夫がされているそうだ。

聴者だけでは決して気付かない配慮であるが、見える障害であっても気付かない事も多い。多様な人達と生活を共にするには、自分の価値観を一旦、横において相手と対話する必要がある。

それにしても障害を持ちながら、単身で渡航し1年間勉強を続けるには相当の勇気と覚悟がいると思う。そんな研修生の報告にはいつも勇気をもらえる。

日本語もろくにでけへん私には考えられんけど。。。