JSN金塚統括所長のわくわくワーク JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2024年9月13日

子供でいられる時間

「私から見たら中2ですよ」「まだ成人してないで」「ことなやなあ(見た目は大人、思考は子供)」自分は大人やと思ってるけど子供やなぁとよく言われる。

ある先輩と飲んでる時は間違いなく子供になっている。先輩が大人の振る舞いでわたしをリラックスさせてくれて、子供でいられるのかと思ったけど、よく考えたら、私以上に子供な先輩の言動が私を子供でいさせてくれる。

飲んでる時間の8割くらいは子供みたいな事をいって笑っている。結構しっかり飲んでいてるが、二日酔いする事はあまりないのは、よく喋ってよく笑ってるからだろうか。

肩肘張らず自分のままでいられる時間を作ってくれる、子供な先輩が全国にいる事は財産であり、とても幸せな事だと感じるこの頃である。

2024年9月7日

ヒューマンドキュメント

全身の筋肉が徐々に動かせなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)。根本的な治療法がない難病と闘う武藤将胤(むとうまさたね)さんのヒューマンドキュメンタリー映画「NO LIMIT,YOUR LIFE」を久しぶりのセブンシアターで観た。

症状が進行するにつれて、呼吸をするための筋肉も衰え、人工呼吸器の装着が必要になるが、約7割の人が気管切開をしないらしい。もう一つ知らなかった事が「完全閉じ込め症候群(TLS:Totally Locked-in Syndrome)」。ALSが進行するなかで、比較的に目やまぶたの動きが最後まで残るらしいが、やがて動かすことも出来なくなる。一方で、意識ははっきりとしているため、大切な人の声が聞こえても、思いを伝える方法がなくなる恐怖が患者さん襲うことになる。

武藤さん「昨日までできていたことが今日できなくなってしまうのではないかという恐怖の連続です。体が動かせなくなればなるほど、自分の体ではなくなっていき、自由を奪われてしまうように感じています」

閉じ込められていく恐怖の中、希望を持ち、テクノロジーの力を使い、自分を表現している姿に感動と勇気をもらえた。そして自分の生き方を考えさせられる映画だった。

2024年9月2日

長旅

先週末、台風の影響を考えて東京での予定を一件、キャンセルして夕方の東京駅発の新幹線に乗車。出発直前に静岡方面の大雨により運転見合わせの車内放送。雨が止み次第出発の放送が再三流れる。2時間経過したあたりで、もしかしたら出発できない的な放送内容に。

急遽、ホテルを予約して帰阪の方法を考える。飛行機は飛んでいるようだが、北陸新幹線も動いているので予約を試みるが席は確保できず、乗車券のみ購入して翌朝に東京駅へ。

敦賀に向かう新幹線にとりあえず乗車。同じように席を確保出来なかった人がデッキに溢れて通勤電車の様相。長野で降りてしなの号に乗り換えようかと考えたけど、これまた席が確保出来ず。敦賀まで行こうと決めてデッキで座り込む。長野を過ぎたあたりから快晴で台風は?って感じで3時間20分かけて敦賀へ。

敦賀駅も人で溢れかえっていて、新しい駅を楽しむ余裕は全くなく、サンダーバード号も一本、見送ってなんとか席を確保。帰宅できたのはホテルを出てから8時間後。

超長旅でグッタリやけどいい経験になりました。各地では被害が出ているようですし、東日本はまだまだ不安定で心配ではありますが安全第一で!

2024年7月1日

前半

2024年も残り半分。時の流れの速さを感じるここ数年であるが、新年度に入り遠方より先輩が来阪されたり、久しぶりにJSNスタッフが一堂に会する機会があり、楽しい時間が時をゆるやかにしてくれたように感じる。

6月は毎年、総会の時期であり一年の評価を行う事になるが、◎とは行かないまでも◯であったかと思う。今年は総会終了後に理事長始め理事の方々と全スタッフが集まり決起パーティーを行った。今年度の事業方針を発表した後、どのような事業所にしたいのかを各所長から発表してみんなで懇親の場を設けた。ここ数年、全スタッフが集まるイベントを中止してきた事もあり、久しぶりの一同が介して話しが出来たことは刺激になった。

シュウポツ時代にお世話になった人が数年振りに北海道から来阪された。

JSNで研修をしていただいたり、飲み会をしたり、普段会えない人にも会えて昔を思い出す楽しい時間になった。

もうひと方は沖縄から来阪。この方もシュウポツ時代に知り合い、それ以来可愛がってもらっており、昔話に花を咲かせながらも、これからの活動について話しができた。

若い頃に刺激を受けた先輩は結構いる。その当時、他の法人であったが熱心に話しを聞いてくれアドバイスをもらった。一癖二癖ある先輩達と今も一献いきながら、昔に比べてより深い話しができるのはとても幸せな事だと思う。20数年前、サシで飲む事はほとんどなく、あったとしても怖くてとてもサシで飲む勇気はなかった大阪の先輩に、いろんなツッコミが出来るまでに成長した(笑)

さぁ後半どんな事があるだろうか!

2024年5月21日

法人設立日

先日、JSNの元スタッフと軽く飲んだ。現在も障害者の就労に関わる仕事で活躍している。

8名のスタッフで2007年5月21日に法人設立以来、現在は約80名のスタッフが働いてくれている。長きに渡り勤務しているスタッフも沢山いるが、残念ながら、諸々の事情で退職されたスタッフもいる。退職後も対人援助の仕事に就き活躍している話しを聞けるのはうれしい限りである。JSNでの経験が活かされているならばなおうれしい。

法人設立日に思う。スタッフが自己実現に向けて、自分らしく働ける職場環境を作る為に私は何をするか。

2024年5月7日

笑い!

久しぶりによぉ笑った!

学生時代は笑い過ぎてお腹が痛くなる事が頻繁にあった。授業中に笑いを堪えきれなくて先生に怒られた事があったり、生活の中に笑いが隣り合わせであった。

ある調査によると赤ちゃんは1日に100回笑うらしい。20代は20回。50代は10回。歳をとるごとに笑いが減ってくるらしい。この歳になると確かにお腹が痛くなるまで笑う事はなくなってきた。

大阪は笑いの文化であり、笑いについてたくさんの研究がされており、いろんな効能があると言われている「笑う門には福来る」などポジティブな表現が多くある。笑いは健康に大きく影響している。

気が置けない仲間と飲んでいる時がリラックスして笑う事が多いが、ある先輩は言葉遊びが好きで、飲んでる間のほとんどが笑いの時間である。

1日一回大笑い出来る生活を目指して!

2024年5月1日

読書

気がついたら電車を一本乗り過ごしていた。新大阪駅からおおさか東線で帰宅するのに、電車を待つ間ベンチに座って本を読んでいて乗り過ごした。気がついたのは15分も過ぎてから。なかなかの集中力?かボケてきたか?

本を読んでいて降車駅を乗り過ごす事は何度かあったが、乗り遅れたのは初めて。

物語にハマると少しでも長く読みたくて普通電車に乗ったり。電車の中でおもわず涙を流しそうになったり。気がついたら外が明るくなっていた事が若かりし頃はあったが、、、

ちなみに今回、購入した小説は「琉球警察」終戦後の沖縄を舞台にした物語。現在の観光地になる前の混乱期で一人の警察官の葛藤を描いている。

私は電子書籍ではなくやっぱり読書は紙派。さて、次は何を読みましょうか。

2024年4月1日

企業文化に影響を与る障害者雇用

ある人の紹介で先月、企業訪問した。障害者雇用の取組みについて相談を受け、意見交換をして初回の訪問を終えた。話し合いの最初から最後までメモを取りながら、真剣に話を聞いていただく執行役員始め、担当の方々の真剣な表情に障害者雇用への取組みに対する本気度が伺えて嬉しかった。この企業に私達の持っているノウハウを提供して力になりたいと感じた時間だった。 (さらに…)

2024年3月25日

福岡出張

福岡に行く予定が入ったので、福岡労働局長の小野寺さんに連絡を入れた。いろいろな研修会の案内が来るが、プログラムを見ると登壇者に小野寺さんの名前が載っている事が多い。課長時代と同じ様に全国を飛び回っておられる忙しい中、2つの会社を紹介してもらい、アテンドしてもらい見学をさせていただいた。

「障害者=働けない」と思っていたとの社長の言葉から会社説明が始まった。最初に訪問した企業は福祉サービスを基軸に、人手不足などで廃業を考えていた企業にM&Aを行い、障害者のトレーニングの場や就労先として活用されている。そして売上高も着実に伸ばしている。そんなパワフルな社長は、現在「障害者を企業の戦力に」とメッセージを発信している。

二ヶ所目の企業は沢山の見学者がこられるのだろう。パワポを用意していただいてがっつりと説明をお聞きした。「ヘルプとサポートの違い」

「ヘルプ」失敗しないように、なんでも先回りして準備してあげる事→結果:自立できない。自己肯定感も育たない。

「サポート」自発的なやる気、自発的な行動を尊重し、やらせてみて失敗させる。失敗させてもその挑戦や行動を尊重し、諦めない心を応援する事→結果:いつかそれが成功につながる。自己肯定感が育つ。まさに!思わずスライドの写メを撮らしてもらった。

夜は福岡の支援者仲間と一献いきながら楽しい時間を過ごす事ができた。あと、小野寺さんが仕掛けようとしている福岡での取組みがどうなっているのか、次にお会いした時の楽しみである。

2024年3月18日

真剣に支援するが深刻にはならない

全国精神保健職親会主催「精神・発達障害者の雇用マネージメントを学ぶ京都の企業と支援者の研修会」〜ちょっと丁寧なマネージメントにより戦力につながる、職場が変わる〜に先日、参加した。

その時に登壇していた支援者からタイトルの一言があり、耳に残った。長く対人援助をしていると障害当事者等からたくさんの学びがある。登壇者もベテランの域に入っている人であるが、客観的に自分の支援のあり方を見つめたり、先輩などのアドバイスからたくさんの気付きがあった中の一つだと思う。

自身の支援の振り返り。反省ではなく振り返り。何を根拠に支援したのか?他の方法はなかったのか?支援が上手くいった要因はどこにあったのか?など冷静に振り返る事が必要。そして自分の気持ちにも寄り添う必要があると思う。

いつもは利用者の気持ちに寄り添う事を大事にして就労支援をしている支援者であるが、定期的に自身の気持ちに寄り添い、精神的安定を図る事が対人援助職においては必要だと思う。

「真剣に支援するが深刻にならない」と発言した登壇者とは、昔、よく飲みに行った仲間の一人である。何があってあの発言になったか今度、飲みに行った時に聞いてみよう!