JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2009年5月28日

6月に3人採用決定

 茨木事業所1名、門真事業所の2名が6月に採用が決まった。
茨木事業所の1名は約9か月の実習+トライアル雇用3か月で就職を勝ち取った。はじめから採用ありきの実習ではなかったが、実習を重ねる中で雇用が見えてきた。ほんとによく頑張った!!
 門真事業所の1名は2年間ガッツリ訓練を積んでトライアル雇用とジョブコーチを利用して採用を決めた。
 もう一人もトライアル雇用とジョブコーチを利用して本採用に至った。
 今のところ昨年度、今年度に就職された人の離職はない。
社会状況が大きく影響するがこの調子を維持したい!

2009年5月27日

自分を知る

 昨日から門真事業所にて今年度の就職準備基礎コースが始まった。
就職までに必要な知識や情報、就職してから特に必要になるであろう良好な人間関係を保つ為の方法などを週1回、約3か月かけて学ぶコースである
(もちろん茨木事業でも開催している)。
今回から私もスタッフの1人としてこのコースに参加している。
 今回のテーマは「自分を知る1」。
その中で、「自分の好きなこと」「自分の良いところ」「こんなふうになりたいな」等を自分自身で記入するペーパーがある。記入したペーパーを元に2人1組になり互いの事をインタビューを行い発表をする。
 発表する時のルールの一つに「批判をしない」があり、相手の事を批判せず紹介をする。
 「自分の良いところ」って???これって結構難しい。なんか照れもあるしね。私とペアを組んでインタビュウーをしてくれたAさんは、私の事を紹介する中で「とても話がしやすい人」と言ってくれた。なんかとってもうれしい言葉ですよね。
 ①私から見た私 ②他人か見た私 ①+②=③本当の私
今回のプログラムで本当の私を是非、見つけて頂きたい!!
 

2009年5月18日

就職のポイント2

・本人の努力
・信頼関係
・障害の受容
・運、タイミングそしてピアの力
どれも、重要なポイントである。
 「ピアの力」=「仲間の力」を活用できる仕組みを考えているところであり、その取っ掛かりとして先日、紹介した「ハノレノ(就職OB会)」の中で実施してもらえたらと思っている。
 先輩から後輩へ、自分の就職までの道のりやその中で課題をどう乗り越えたか、「あの時はしんどかったけど、○○で乗り切れたで!! 君も乗り切れるって」なんて励ましの言葉があると、就職活動中の利用者も心強いやろうなと。
 
 今回、就職した人も仲間のがんばる姿をみて奮起したのが一つのポイントであったようだ。
 しんどさを仲間、同僚と分かち合う事で気分が楽になる事は私たちにもよくあること!!
 
 そんなやりとりが先輩、後輩の間で頻繁に行われ、将来はピアカウンセラーとして活動できる人がJSNから輩出されればとてもうれしい!!
 

2009年5月17日

早朝覚醒

 窓を開けると鳥の声がチュンチュンとにぎやかに聞こえてきます。
大阪でもこの時間だと、雨上がりの今日のような朝は土の香りと共に爽やかな風が吹いてます。
 ただいま、朝の4時50分。
午前3時ごろに目が覚めてその後寝れなくて・・・メールのチェックをしたり、返信をしたりして、その後にこのブログを書いてます。
昨日の夜にこんなメルが来ました。
「休んでるより働いている方が数倍楽しいです!」と。
学校を卒業して大阪を離れて働き出して、1年半位で調子を崩し「うつ」と診断され休職していた20代の彼からである。
 復職する前に飲みに行った時には・・・
しんどいときには「死」ばかり考えてましたと、部屋の中ではどこで首がつれるかと・・・
でも、家族の事を考えると・・・で何とか踏みとどまっていたらしい。
 その彼が復職して「がんばってます」のメルを送ってきてくれた。
休職前と比べて仕事への意識が変わったのを自分でも感じると。うつという病気を経験してその経験を自分の仕事へフィードバックしているとの事。
調子の悪いときはほんとにしんどそうな覇気の無い顔をしていたが、先日の飲みの時には元気そうな顔で「こないだは女の子のいる店に行ってきました」と(^^;
 「熱人」第4号 田川理事長の「JSN航海日誌」の中に「昔、ある文化圏では“うつ”というものは人生の中の1つの通過儀礼だった」と。これを乗り越えてこそ1人前になれるとされていた。だからある学者なんかは「自分にはまだ“うつ”がやってきていない」と悩んでいた。一人ひとりの考え方や生活、あるいは人生の中でのうつなんです。症状だけでを見てしまえば同じでも、その人なりの背景がある。そういう人間的な部分も見ていかないとと思いました。と言う田川の文書がある。
 「本当の苦しさを味わったものだけが、本当のやさしさを持っている」と
私にはまだまだ・・・
 今日、久しぶりに彼に会う!元気とやさしさをいただいてきましょう!!
 

2009年5月11日

就職のポイントは何?

・本人のやる気
・周囲(家族、会社、支援者)の協力
・会社が本人の障害を理解してくれるようになった
上記は就職をした人のポイントを一言で表すと、どのような表現になるかスタッフに聞いた一例である。
 1番目は何にもましてやる気が勝っていた。「働きたい」の意欲がないと就職はおろか、継続就労はあり得ない。誰にとっても必要なポイントであるが、本人の意欲が突出していたようだ。
 2番目は本人の努力を彼に関係する人たちが一丸となって協力していただいた結果であるとの事。
 3番目は本人の波を会社が理解して仕事における配慮をしていただいた結果が大きかったのではとの事。
 1,2,3共に本人の努力があった上での話であるが、ポイントはいろいろある。他のスタッフからも一言での表現をもらう予定になっているので、報告があり次第お知らせします。
 そんな中、一昨日の5月9日にまた一人就職を勝ち取った
彼のひと言ポイントはどんなんだろうか??

2009年5月8日

休みはしっかりとりましょう

GW明け、皆さんの体調はいかがでしょうか?
昨日は私も少し身体がだるかったですが、しっかりと休みが取れて本日は快調です(^^
 GWの内3日間は三重県の田舎へ帰りリフレッシュしてきました。
車で大阪から約2時間半。電車では榊原温泉口駅(近鉄線)から車で約10分から15分程度の所に家がある
(都会の10分と違いほとんど信号のない道を10分も走ると距離的には相当である)。
 新緑の山並みを眺めながら車で走っていると「あ~帰ってきたな」と思うが、車から降りると土と草の匂い、ウグイスの♪♪ホーホケキョを五感で感じ改めて田舎へ帰ってきたと事を感じさせてくれる。
 家の前が山ですぐ裏には畑がありその間を名松線(最寄り駅はもちろん無人駅)の単線が走っている。近くには一級河川(名前を忘れた)があり車1台がギリギリ通れる昭和?明治?的な橋が架かっている。
 日本の昔を思い出させる原風景がいっぱいである。
 そんな田舎で朝から鳥のさえずりを聞きながら畑の畔道や線路上を散歩し、町営の温泉に入り、パターゴルフをし、まだ空の高いうちからBBQと大いに楽しんだ!!
 息抜きは大事!!
次の長期の休みは断食に行こうとスタッフの1人と話している。
就職したOBの1人が「休みが待ち遠しい」と言っていた。この間までは毎日が休みだったと。
休みを楽しみに仕事をがんばる!これもまたひとつ仕事をがんばるコツである。

2009年5月1日

強くなって就職

 夕方、事務所にいると「実習終了しました」の電話が頻繁になる。
その日の実習の様子を聞き、特に問題がなければ「お疲れ様でした」と電話を終えるが、いつもと様子が違えば担当スタッフに電話を替わり相談に入る。声のトーンで利用者の様子がだいたい見当がつく。
 定期的に実習終了後に事業所に帰って来ていただき、振り返りをする事になるが、事務所に入ってきた時の表情で調子がいいかどうかの判断は「声」だけの時よりしっかり理解できる。ポイントは調子の悪い時をどう乗り越えていくかである。
無難に、無難に実習を過ごすのはあまり意味がないと考えている。いろいろな課題に直面しそれをどう回避するか?どう乗り越えていくかを利用者、スタッフの両者(医療機関も含め)が共通認識して課題に向かっていくかがとっても大事な事である。そこを1つ1つ乗り越えていく事によりどんどん強くなっていく。
 トライアル雇用に入っても「揺れ」はあるが、体験実習の時に比べれば揺れ幅が少なと思われる。それだけ耐性が出来た証拠である。
そんないろいろな課題を乗り越え強くなった利用者が一人、本日付けで就職をした。
 4月に2人、5月に1人就職。こんな社会状況であるが雇用いただける企業もまだまだある。あきらめず頑張るしかない!!