JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2019年5月27日

令和初

6月に日本精神神経科診療所協会 学術研究会のワークショップ「精神障害者の就労支援」の準備で、埼玉県にある多機能型事業所(就労移行、B型)に一昨日の土曜日に訪問してきました。

  就労移行を利用して就職したのちに転職して充実した生活を送られているA氏(女性)の話をじっくりと聞かせてもらった(本当はもっと深掘りして聞きたいポイントがいくつかあった)。

  ワークショップの一コマに当事者の語り部があり、私が進行を任されているので登壇するA氏のインタビューが終わろうとしたところ「ブログ読みました」と言われ、書かなければと思っていた令和初のブログになりました。

 先日もある方から「体調大丈夫ですか?ブログ書かれてないので心配してました」とメールをいただいてやる気スイッチを押していただきました。

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金塚たかし

2019年3月19日

多動

先週から今週にかけて多動な日々。

大阪から東京へのスタートから一度、帰阪してから島根県出雲へ行き、土曜日に出雲から東京に移動。出雲から東京へは特急と新幹線で約8時間。飛行機ならばあっという間になんやろうけど・・・

日曜には帰阪して本日からまた東京。

 

嬉しい事がひとつ。

JSNのアクアクララ北大阪事業所(A型事業所)が「大阪府障がい者サポートカンパニー優良企業」として登録されることになりました。

A型事業所としては初めての登録であるとのこと。

これを機により一層みんなが働きやすい職場環境になるように努力をしないといけない。

 

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金塚たかし

 

 

 

 

2019年3月12日

精神障害者の雇用が進む中で

東京では数年前から耳にしていたが、大阪でも就労移行や就ポツのスタッフが一般企業に転職する話を聞くようになった。

 

精神・発達障害者の一般企業での雇用が進むなか、企業内での雇用管理スタッフとして精神保健福祉士等を取得している人の採用を考えておられる。

特に企業としては資格だけではなく経験値のある人を採用したいので、就労支援に携わっていたジョブコーチ等を採用したいと考えるのは当然である。

 

精神・発達障害者の支援経験のある人が福祉側だけでなく、企業の中で活躍して障害当事者も戦力となり、みんなが輝き障害者の雇用がより一層進む事を願うばかりだが、やっと一人前に育ったスタッフが抜けて行く事の悲しさよ。

そうならないためにも、やりがいのある働きやすい職場環境を作らねばと思う。

 

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金塚たかし

2019年3月11日

就労定着支援

3月に定着支援をテーマにした研修で2回話しをする事になっている。今年度より就労定着支援サービスができたが実施している事業所はまだ多くなく、働き続ける支援について、地域でどのように展開していくのか重要な案件である。

 

官公庁に就職される障害のある方についてもジョブコーチや就ポツが支援に入れない、と厚労省が明確に表明したために、地域でどのように支えていくかが課題であると同時に、国としてどのような策を講じるのか気になるところである。

ハローワークのトータルサポーターの活用やハローワークに支援者を配置して支援する案が出ていると聞く。

 

障害のある方の定着は4つの力(企業、当事者、地域、支援者)の集結ではあるが、企業の持っている風土により、定着の様子は大きく変わってくる。その人の隠れ持っている能力を引き出す企業文化がないところでは長続きしない。

 

採用のキッカケが雇用率であっても、障害のある彼等を戦力化するために、彼等と真摯に向き合った企業は、いつしか企業風土に変化が生じていく様子を見てきた。一人ひとりが組織の中で必要とされ、障害のある彼等が所属感を感じた時が定着したひとつの目安であると思う。

 

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金塚たかし

 

2019年2月15日

学生支援

学生支援の一環で某大学の2年生の女子学生が3週間のインターンシップでJSN東京に来てくれている。
昨日、昼休みに彼女と少し話しをさせてもらった。とても爽やかでこちらを笑顔にさせてくれる楽しい時間だった。
大学1年生の時に発達障害と診断され「やったー 良かった!」と思ったらしい。幼少期(保育所時代)から他の子と違うと感じていて、中学時代に書籍やネットで発達障害の事を調べて、自分は発達障害だと確信していたらしい。いろんな感情があったようだ。感覚過敏で小さな音も拾ってしまうが、特性としてそれを生かす環境を自分で作ったりして、自己肯定感を下げない工夫をしていたり、思わず頷いてしまう話しがいろいろ。
私の脳は特に青色に反応するんですと言うと、間髪入れずに「私もです」と返ってきて、2人で思わずニッコリ。
発達障害と診断されて落ち込む人と喜んだ自分との違いは何?の答えが最高。
自分は素晴らしい人と出会ってきた。グルメで言うとA級グルメの人達に出会ってきたからだと思うとの事。
将来は対人援助の仕事がしたい。インターンシップをして間もないが支援者としての仕事がしたいと思っているらしい。
学生向け出前講座では是非、語り部として登壇してもらおう。
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2019年2月15日

学生支援

学生支援の一環で某大学の2年生の女子学生が3週間のインターンシップでJSN東京に来てくれている。
昨日、昼休みに彼女と少し話しをさせてもらった。とても爽やかでこちらを笑顔にさせてくれる楽しい時間だった。
大学1年生の時に発達障害と診断され「やったー 良かった!」と思ったらしい。幼少期(保育所時代)から他の子と違うと感じていて、中学時代に書籍やネットで発達障害の事を調べて、自分は発達障害だと確信していたらしい。いろんな感情があったようだ。感覚過敏で小さな音も拾ってしまうが、特性としてそれを生かす環境を自分で作ったりして、自己肯定感を下げない工夫をしていたり、思わず頷いてしまう話しがいろいろ。
私の脳は特に青色に反応するんですと言うと、間髪入れずに「私もです」と返ってきて、2人で思わずニッコリ。
発達障害と診断されて落ち込む人と喜んだ自分との違いは何?の答えが最高。
自分は素晴らしい人と出会ってきた。グルメで言うとA級グルメの人達に出会ってきたからだと思うとの事。
将来は対人援助の仕事がしたい。インターンシップをして間もないが支援者としての仕事がしたいと思っているらしい。
学生向け出前講座では是非、語り部として登壇してもらおう。
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2019年2月12日

所長合宿

1月に10年ぶりに高校時代の友人と酒を飲み、昨日は数年ぶりの知人と会い、来月もまた、10数年ぶりに先輩と会う。今年は再会の一年になるんだろうか。

先週末の所長合宿で、今年度事業報告と来年度計画、5ヶ年計画の確認をし、来年度人事体制を発表した。合宿場所は毎年、滋賀県で実施していたが、今年は大阪市内に場所を移して1泊2日で実施した。日頃、所長達とゆっくり時間を過ごす事が少ないが、飲み会も合わせて意見交換が出来て良かった。

今年の合宿を通して所長達の成長と安心感、そして感謝を感じた。

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金塚たかし

2019年2月8日

手帳未所持者

大阪市障害者就業・生活支援センターの運営会議に参加。今年の特徴的な傾向として障害者手帳を所持しない人の相談が倍以上に増えているとのこと。

 

大学の学生支援室や発達障害者支援室のスタッフから話を聞くと、各大学により就学支援、就労支援と課題はそれぞれ違いがある様子。

いろいろな課題の中に、クローズで就労して就労継続できない人。就職してから鬱を発症する人など、手帳を取らずに就職してからの課題が、シュウポツの相談件数の増加の一つであるのかもしれない。

 

今まであまり表面化しなかった課題がであるが、今後、大学だけではなく高等学校の学生さんや先生に対しての支援の必要性が出てくる。

先駆的に学生支援をされている支援機関や団体を含め、今後、益々必要性が高くなってくるであろうこの課題に、行政も一緒に取り組まなければならない大きな社会課題である。

 

JSNも3年前から学生支援に取り組んでおり、複数の大学と意見交換しながら、座学やインターンシップを学生に提供しているが、来年度はさらに充実させていきたい。

 

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金塚たかし

2019年2月5日

公務員試験

一昨日、国家公務員 障害者選考1次試験が実施された。

約600人の募集に対して約8000人が応募されていたらしい。

身体障害が約40%

精神障害が約60%

知的障害が数%

 

在職で試験を受けている人も相当数おられるようで、今後、雇用管理の問題等を含め現場の混乱が安易に予想される。

 

ある支援機関が現在、在職中の人達に公務員試験を受けないのか?て聞いたところ、身分保証や給与には魅力があるが、どのような仕事内容かどんな配慮があるかもわからない上に、支援機関が入らない中での転職は考えられないと言われていたとのこと。

 

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金塚たかし

2019年2月3日

事例報告会より

発達障害の彼の抱える本当の苦しさ、怖さは関係性が構築されていない中では私達は聞くことはできない。

しかし生きていく上での生活のし辛さは問題行動として表面化する。

 

幼少期から抱えるている生きづらさの要因への対応策は、歳を重ねるごとに諦めとなり、鉄の塊のように自身の重しになり、生活に制限を強いられ、一歩踏み出す勇気を押しつぶしてしまう。

 

他者に対して生きづらさを吐露することの難しさより、その生きづらさの要因に向き合う事の怖さから、根本的な解決に繋がらないことに気づかない難しさ。

 

そうなると、今、見えている問題だけにフォーカスして、課題解決を図ろうとするが、なかなか解決できずに支援者はいらいらし、ますます解決の道から遠ざかる。

 

発達障害は見えない障害ではあるが、長年引きずってきた生きずらさを、一人で抱えこまなければならないことの苦しさ。

 

当事者が抱える本当の苦しさの要因に視点を当て、そこにアプローチする熱意のあることが支援者としての資質であると、ある事例報告会に参加して改めて確認できた。

 

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金塚たかし