JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2019年2月1日

障害者就業・生活支援センターの役割

「障害者就業・生活支援センター事業をより深く考えるための全国フォーラム」が本日、明日と千葉で開催される。

 

シュウポツは事業単体では赤字になるような少額予算で多様な役割りを担い、今後どのような方向へ進んでいくのか、担当している者だけではなく興味がある。

 

先日、ある人からナカポツ(シュウポツ)の機能について質問があり、私がシュウポツに勤務していた当時の思いについて話をしたが、現在は社会状況や地域事情の変化によって、役割りにも違いはあるだろうが基本は変わらないと思っている。

 

シュウポツは地域のまとめ役。地域を作っていく旗振り役であると思っている。

シュウポツ事業が出来た当時は「地域を耕す」をキーワードに、就労支援を当たり前にする取り組みを考えながら、未経験の精神障害者の支援に頭を悩ませていた事を思いだす。

しかし面白かった!いろんな人に会えたし、ネットワークが機能した時のダイナミックさはいまでもよく覚えている。

 

福祉圏域で課題解決出来る仕組みが「大阪の就労支援の在り方を考える会」の最終目標である。大阪には福祉圏域に1ヶ所シュウポツがある。

 

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2019年1月31日

誰と仕事をするか

この時期は今を見る事がつい疎かになる。来年度体制などを考えていると頭の中は4月以降になり、手帳も2月.3月のページを見ることが多くなり、今日で1月が終わりだと気づく。

 

昨日、JSN関係者のAさんが力強く話されていた。どんな仕事をするかはもちろん大事だか、誰と仕事をするかはもっと大事だと。私は自信を持って言える。人には恵まれてきた。人見知りでなければもっと多くの人と知り合えたのではと思わないではないが・・・

 

個性豊かな先輩や後輩達にかなちゃん、きんちゃん、かなつかさんって親しみを持って付き合ってもらい、厳しく優しく仕事以外の事も教えてもらい、今現在もユニークな人達と仕事が出来てるお陰で、仕事に対する充実感が多いと感じている。

 

関係者のAさんは他からの仕事を断って、JSNとの仕事を優先してくれた。ありがたい!

 

JSNのスタッフがJSNの仲間達と知り合えて良かった、と思ってもらえる様な組織作りや、一人ひとりの意識変化を促せる取り組みをしなければ。

まずは私から!

 

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2019年1月30日

定着支援の一つのカタチSPIS

最近、久しぶりに会う人には「痩せましたね」って言われる。

食事制限で約2ヶ月で5キロ減。

生活リズムが安定しないので、ストレッチと筋トレが継続的に出来ていないこともあってか、この歳で体重だけが減って行くと、病気と勘違いされて「痩せましたね」と声をかけるのに戸惑われる人が何人かいた 笑

 

先週の週末は東京でSPISの事例報告会が開催され、多く企業の方々が参加いただき、SPIS導入について検討されている企業や、興味を示してくれる支援機関もあり良い研修会になった。

 

今週も金曜日に「東京都精神障害者 就労定着支援連絡会」が神田で開催され「定着支援の一つのカタチSPISの活用方法」をテーマに企業や支援者が登壇することになっている。

その中の1人がJSN東京のスタッフである。法人全体としてSPISを就労移行利用期間からサービスの一つとして利用いただいており、その報告をすることになっている。

https://www.wels.jp/304

 

JSNは泥臭い支援を大事に熱き思いで進んできた。今後もこの思いは変わることはないが、時代に合わせた一つのカタチとしてSPISを広く展開していきたいと考えている。

 

働き続けるを実現するためのツールの一つとして、SPISは間違いなく効果があると確信している。

 

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2019年1月24日

大阪府就労移行支援事業所連絡会の活動

昨日は大阪府就労移行支援事業所連絡会と大阪府福祉部長との意見交換会。

今年で第3回目になり、連絡会として年一回の刺激ある定例活動である。

 

今年度始まった通称、アドバイザー事業は昨年度の意見交換会の中で出た意見がキッカケになって事業化された。

今年も連絡会メンバーからアドバイザー事業の報告や就労支援の現状や課題について、連絡会としての提案をさせてもらういい時間になった。

 

大阪の中だけでも地域によって課題はさまざまなである。

どのような事が課題であるかを把握するためにも、現場としての感覚や客観的な行政の視点を融合させる必要がある。また今回、府の担当者が意見交換の参考にとして作成してもらった、大阪における就労支援の現状についての資料は、今後の活動の方向性を考える為のわかりやすい資料であった。

 

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

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金塚たかし

2019年1月22日

予防

インフルエンザが全国的に猛威を奮っているなか、JSNの利用者も数人がインフルエンザで休んでいる。この時期は予防が大事である。一般的にはマスク、手洗い、うがいであるが、私が意識してやっている事は、うがい代わりにちょこちょこと水やお茶を飲む事と、帰宅してからと朝起きてからの鼻うがい。鼻うがいを人に話すと痛くないですか?ってよく聞かれるが、慣れるとスッキリして気持ちがいい。マスクは感覚的に苦手であまりつけない。

 

どの予防も菌を身体の中に入れないためのものであるが、インフル菌に負ける時は免疫力が弱っている時なんであろうと思う。免疫力を高めるのは食事と睡眠。

特に睡眠が重要。いかに良い睡眠を取るかが大切である。睡眠時間によって風邪をひきやすいなどの数字も出ているようである。

 

大阪と東京の往復に出張が入ったりすると生活リズムが崩れて、睡眠時間が一定確保できなかったりする。

今週は明後日から東京での勤務になるのと今日から飲み会が続くので要注意である。

 

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JSN

金塚たかし

2019年1月20日

新人スタッフ合宿研修

先週は水曜から大阪→千葉→茨城→東京と移動して、週末の金、土でJSN新人スタッフの合宿研修に参加。

 

新人スタッフ5人、所長、主任等の先輩スタッフが交野市にある施設で夕方から研修スタート。

 

主任が中心となり支援の基本について、グループワーク等で先輩から新人スタッフへ伝達研修になった。

 

基本を押さえると共に、先輩との距離を縮めるいい時間にもなったように思う。

 

私自身も久しぶりにスタッフとゆっくり時間をかけて話しが出来てとても楽しい時間になった。それにしても朝まで話しをしていたなんてビックリ。付き合わされたスタッフは楽しかったのかどうかはわからんけど。

 

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JSN

金塚たかし

2019年1月18日

就労移行支援の研修会より

第7回 就労移行支援の在り方を学ぶ研修会を16日、17日の2日間、千葉県千葉市で開催した。

全国就業支援ネットワークの就労移行支援事業部として毎年、大阪で実施していたが、今年初めて関東でも開催することになった。

定着支援をテーマとして、基調講演、当事者の語り部、シンポジウム、懇親会、グループワークで参加者は学びや刺激を受けたと思う。

 

私の印象に残ってるいる事が2つ。

ひとつはシンポジウムで企業から発信された中に、支援者に対しての苦言があり、その内容を聞くにつけ驚きと同時に、企業の立場としては文句のひとつも言いたくなる気持ちが理解できる。企業訪問した支援員が当事者と長時間面談した内容が雑談だけで、何も解決しておらず、企業へのフィードバックもない。支援員の質が低下しているのでは?と発言されていた事。

 

もうひとつは支援学校に行くと卒業後の選択肢がないので(就職させられる)進学せずに、中学卒業後すぐに福祉サービスを利用する人がいる現実があるらしい。支援学校や地域でどの様な事情があるのかがわからないが、それぞれの地域でいろんな事が起きていることを改めて感じた。

 

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JSN

金塚たかし

2019年1月17日

国の機関等における障害者雇用状況の集計結果

厚労省がH30.6.1現在の国、地方公共団体等の雇用状況の集計結果が年末に公表されている。
《国機関 実雇用率、不足数等》
厚労省  2.89%
1番高い雇用率 3.24%(個人情報保護委員会)
雇用率0% (復興庁、観光庁、運輸安全委員会)

国税庁は1068人不足

 

《都道府県の状況》

大阪府 3.61%(全国で1番高い)

石川県 1.24%(全国で1番低い)

 

その他、都道府県機関や教育委員会、独立行政法人などの数字がズラッと並んでいる。

 

これらの数字を見て、まず感じたことはこれって本当の数字なのってこと!

 

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金塚たかし

2019年1月16日

アンケート調査

先日、高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施している研修に参加。その資料の中に障害者雇用に関する以下のような数字がでていた。

 

精神障害者の雇用状況

1.精神障害者の雇用経験

    現在、精神障害者を雇用している      30.3%

    現在の雇用はないが、過去に雇用した    9.0%

    これまで雇用したことがない             59.3%

 

2.今後、採用しようとする障害者種別

   身体障害者中心                       58.3%

   知的障害者中心                       6.4%

   精神障害者中心                       1.7%

   精神障害者は当面考えてない      7.8%

   障害種別は原則問わない           23.0%

   その他                                     2.8%

 

3.障害種別の定着率

   身体  3ヶ月後   77.8%     1年後 60.8%

   知的                85.3%              68.0%

   精神                69.9%              49.3%

   発達                84.5%              71.5%

 

精神障害者の年間の就職件数が、3障害の中で1番だとか言っても、まだまだ精神障害者の事が正しく理解されていないことに気づかされる。

定着率が他の障害種別より低いのは、当事者だけの課題ではない事を私は実感している。

そんな中、元利用者からLINEが入った。「入職から10年経ちます」平坦な10年ではなかったけれど、本人の意志と努力、企業の努力、JSNのバックアップがあったからこそ。
彼等が戦力になる事を、私達は目の前でみてきたからこそ言える、数字の世界からだけでは見えない働く実際を発信せねばと思う。

 

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JSN

金塚たかし

2019年1月8日

相手から学ぶ

JSNからの就職者がある雑誌に投稿する「統合失調症の治療ゴール」と題した原稿を読ましてもらった。

要約すると以下の事が書かれていた。

治療ゴールに向かうには3つの要素がある。

1つ目は症状をなくす、あるいは減らす。その為には時には入院治療も必要かも。本人や家族に合う医師や病院をある程度納得するまで探す。

2つ目は急性期を過ぎてすぐに活動するよりも、疾患の勉強やどのような社会資源があるかを知ることが大事。

3つ目はこの疾患をどのように受け止めて、その後の人生をどう過ごすか。病気になった事で得られる経験や人間関係がたくさんある。

この3点について、自分の歴史を振り返りながら具体的に書かれている内容は、私がこれからこの仕事を続けて行く上で、改めて大切にしなければならない視点が多く盛り込まれている。

私達の基本は相手から学ぶ!!

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JSN

金塚たかし