2018年12月1日

社会貢献?

「定着支援をやってほしい」と、ある当事者から電話があった。現在、一般企業で勤務しているらしいが、勤務状況に少々不満があるらしい。

出身母体の就労移行支援事業所に連絡をするも、忙しいからと断られたとの事。ホームページから定着支援事業をやっているところに連絡するも折り返しの連絡はなかったとのこと。

そんな中、JSNに連絡が入り状況を聞いているところである。全体把握がまだ出来ていないので、具体的に何ができるかわからないが、まずは話しを聞く事にしようとスタッフに伝えた。

送り出すだけで後はほったらかし。そんな状況で企業や当事者が困っている事例は山ほどある。タイムリーな支援がなく、心身の状態が就職前より悪化し、自信をなくし入院や引きこもりになった人を何人も見てきた。
働くことがリハビリにもリカバリーにもなっていない。企業にも疲弊感しか残らない状況は福祉が目指す就労支援の姿ではないはず。
法律・制度設計にももちろん不備はあるが、事業者の思想性に問題がある。障害者の就労支援は社会貢献であると謳い、就労支援に取り組んでいるところが多くあるが、本当の社会貢献とはなんなのか?
行政の視点から、社会保障費の増大を緩和する策としての就労支援の視点もわからないでもないが、一時的な納税者を作るだけの策では不十分であり、また、社会貢献と謳いながら、法律・制度と収益にしか興味がなく、彼等の人生を見ない事業者が社会貢献と謳うのは浅はかである。

働き続けるを応援する

大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし