2018年11月30日

地域と共に!

一昨日に前々職場(知的障害者通所授産施設)に勤務していた時に、専門学校からの実習生として勉強をしにきていた男性(当日20歳、現在45歳)と飲んだ。

現在、グループホームの管理者として勤務しており、JSN門真で計画相談を担当しているスタッフとの繋がりで飲み会になった。実習生としてお会いしてから一度、どこかであって立ち話しをした程度でゆっくり話したことがなく、初めてじっくりと話をした。

25年前に少し話しをしただけであった彼との飲み会は昔を思い出す印象深いものになった。
知的障害者を中心としたグループホームの管理者として勤務をしているかたわら、ボランティアとして知的障害者の余暇活動にも力を入れていて、その活動写真の中に、昔、私が授産施設で担当していた人や、授産施設に通っていた人がいるわいるわ。
みんなもちろん老けてはいるが、昔の面影をしっかり残しており「おもわず◯◯くんやん!」って声がでた。
中にはパッと見てわからないくらい変化していた人もいたが、ふすまの張替え作業やブロック作りや旅行に行った時の場面が一気に蘇ってきた。

当たり前だが彼等は地域で住み続けている。福祉サービスもまた地域に根ざし続ける使命がある。就労移行が儲かるからと事業を始めて、儲からないから放課後デーに事業を変えて、儲からないからすぐ廃業するなんて安易な考えで事業をしているところが許せない。

福祉サービスは地域と共に育ち、地域を意識して変化をもたらすことを意識しながら活動しなければ、彼等を支え続ける事はできっこない。

それにしてもお互い歳をとり、20代の青年であった2人がおじさんになり、酒を飲めるのはうれしい限りである。

働き続けるを応援する

大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし