第13回JSN理事長 西浦竹彦の「一心歩走」
就労の機会を増やすことは
【JSN】の使命
今回のインタビューは昨年末に移転したばかりの【JSN新大阪】でおこないました。旧事業所からは徒歩5分ほど。西浦クリニックからも近くなりました。
同時期に東京も内装を大幅にリノベーション。心機一転、二つの事業所が新たな顔で2026年を迎えました。
またこの度、「出前講座」(医療機関等に出向いての出張講座)を西浦クリニックで開催。今年は【JSN】を飛び出して、就労の可能性を広めていく機会がさらに増えそうです。
【JSN】スタッフが
クリニックで「出前講座」
-西浦クリニックでは、【JSN】の「出前講座」を開催したと聞いています。
4月に「リワーク体験」をテーマに4回、10月に「就労準備講座」として5回の連続講座を開催しました。【JSN新大阪】のスタッフがクリニックに来て講師を務め、それぞれ5~8名の患者さんが参加されました。
-患者さんの反応はいかがでしたか?
「就労準備講座」では就労準備性ピラミッドやWRAP(元気回復行動プラン)など、初めて聴く話が盛りだくさんだったと思います。今回参加された患者さんは全員、就労経験がある方ばかりだったので、「今後、自分の体調と付き合いながらどのように働いていくか」ということを考える良い機会になったようです。また、「他の参加者の話を聞けて良かった」という声もありました。
-【JSN】についても講座の中で紹介させて頂きました。
外来診察だけではわからない、就労までのプロセスを【JSN】のスタッフさんから直接聞けたことも良かったと思います。回復へのイメージや、明るい見通しを持つことができたのではないでしょうか。
-医療機関が「出前講座」を招くメリットは?
デイケアやショートケアなどで、医療機関のスタッフが自前で就労に向けたプログラムをおこなうのは大変です。しかし「出前講座」を利用すれば、場所を用意するだけで患者さんに充実したプログラムを提供できますので、とても助かりますね。もちろん【JSN】にとっても自分たちの支援を多くの当事者に知って頂いたり、医療機関との連携を深める機会になりますし、講座を受けた方々がたとえ別の就労移行支援事業所に行くことになったとしても、「就労の機会を増やす」ことは【JSN】の使命一つです。当事者が新たな可能性を感じて一歩を踏み出してくれるのは、とても嬉しいことです。
-診察室で患者さんと接していて、就労へのニーズを感じる機会は多いですか?
日々感じています。就労へ向けて越えなければならないハードルはいくつもありますが、支援につなぐことでそのハードルを一つでも減らすことを意識しています。今回の出前講座も、患者さんに「来てみませんか?」と声を掛けると、非常に反応が良かったです。私は15年前、以前勤務していたクリニックでも【JSN】に出前講座を開催してもらったことがあります。もし、就労を考えている患者さん向けに何か有益なプログラムを・・・と考えている精神科の先生がおられたら、ぜひとも【JSN】に声を掛けて頂きたいですね。
【JSN新大阪】が移転
【JSN東京】が全面改装
-12月に【JSN新大阪】が移転。新しい場所で心機一転、訓練を開始しています。
新しい机や椅子、カーペットや壁の色も、スタッフと訓練生が相談して選びました。作業場が二つ、面談室も二つ。全体的に広くなり、気持ちの良い空間です。現状【JSN新大阪】は女性の利用者さんが少ないのですが、これを機に関心を持って下さると嬉しいです。
-通うのが楽しくなりそうです!
たとえば、この部屋で訓練作業をおこないながら、別の部屋でSSTなど別のプログラムをすることも可能になります。セルフケアや自己理解プログラムなどもさらに充実していけそうですし、訓練作業の種類も増やしたいと考えています。
-【JSN東京】も内装をリノベーションしました。
こちらも見渡しがよくなり、作業場が使いやすくなりました。空間が広がり、より多くの方に利用してもらいやすくなったと思います。
-最後にもう一つ。昨年11月に淀川市民マラソン(ハーフ)に参加され、見事完走されました!
前回は苦戦したので、今回は4ヶ月ほど前から準備をして体重を落としました。想定の半分ほどしか落ちなかったのですが(笑)、真夏もジムに通って走り込みを続けました。
-【JSN】のスタッフも一緒に完走しています。
【JSN】スタッフや、連携して頂いている企業の方、地域で一緒に活動している医療関係の方も参加されて、合計10名みんなが完走しました。このために月に一度、大阪城公園で練習会をしていたんです。走り終えた後に皆で食事に行くのが楽しいんですよ。それぞれの立場を超えて一緒に走れることも、ランニングの醍醐味です。





