JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2009年1月27日

少しの心配りで・・・

 日曜日に息子2人がバッテイングセンターに行った帰りの事。
バスに乗って自宅へ向かうはずが、窓から見える景色がどこやら見た事のない風景に・・・
乗り間違えた事に気づいた2人はバスの運転手に確認。やっぱり間違えていたようで急いで降車。
降車時に運転手さんが丁寧に目的地への乗車バスなどの説明をしてくれたようで、2人は少しホットしながらバス停へ向かうが、その時、下の息子はバッテイングセンターで帰りのバス代を残しすべて使いはたしていたようで、乗り間違えたバスで残していたバス代も使ってしまい・・・・ドキドキしていたよう。
教えてもらったバスに乗車してすぐに運転手から「連絡があって聞いてるよ、乗り間違えたんやね。大丈夫!お金も要らないから」と声をかけられたらしい。
2人はこれで一安心。無事に見慣れたバス停に到着。「ありがとうございました」と声をかけて自宅へ帰りついたようで、早速にその話をしてくれた。
運転手同士のちょっとした心配りが大きな安心感なったよう。
こんな世の中やけど、なんかとっても心が温かくなるような心配りが、その日のお酒を一段と美味しくさせた。
私が師匠と思っている人がよく「目配り、気配り、心配り、そして誠実に」と言われていた。私にはなかなかできんのですが・・・
人の心を温かくする心配りを心がけたいものです。
※実は上の息子は、何かの時にと思って1000円は使わずに財布の中に入れていたらしい。さすが兄貴(^^

2009年1月27日

就労支援には治療の効果がある???

就労支援には治療の効果がある。
あるドクターがJSNを利用している患者さんの変化についてこう表現された。
私達は彼ら、彼女らが望む「働きたい」に応えるための支援をしている。
彼ら、彼女らの「働きたい」の先にあものは。
彼女がほしい! 結婚した! 子供がほしい! 一人暮らし! 生活を豊かに!人それぞれが自分の将来を夢みながら、その夢をつかみ取るために「働く」を目指して歩き出している。
その夢を叶えるお手伝いの一つが就労支援。
人は夢や目標があると強くなる。
夢や目標は人生を膨らませる事が出来る。
病気は人生の一部であり、病気を包む人生を膨らませる事により病気が安定する。
「統合失調症の治療のイメージ」田川理事長の資料より

ただ頑張れ!頑張れ!と声をかけていればいいもんじゃない。
しっかりとした支援をしなければならない。
そうする事によって成功体験を積み、人は自信が出来、人生が膨らんでくるんであろう。
それを医療機関から見た時には治療効果があると表現されたのかもしれない。
精神障害者の就労支援には医療と福祉の連携が必要である。
しかし、この連携がいま一つままならない。
患者さんの「働く」に、今一歩、消極的な医療機関人たちには「就労支援には治療効果がある」は殺し文句として使えるかも・・・・