2026年1月29日

同志

大阪の西成で対人援助に身を置く、K氏がいる。彼の背中を見つめる私の感情は、羨望からいつしか悔しさへと形を変えた。

地元の人々と折り合いをつけながら、そこで生きる者たちの日常を守る営み。そして、制度を食い物にする者たちとの静かな正義の闘い。

そんな日々の中で紡がれた、一篇の詩がある。

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ひとりにしない

歌のあふれるアーケード

酒とつまみのモーニング

道路でも公園でも ワンカップ

 

根無し草と笑われても

ここで根を張る ここの人

 

ああ 西成 ひとり西成

ああ 西成 ひとりにしない

ひとり西成 ひとりにしない

 

ドヤで暮らして十年

いつか いつかと思ううち

ふるさとで知る顔は もういない

 

過去は問わないけれど

お国言葉は 隠せない

 

尋ね人の貼り紙

写る男を 羨み妬み

探される理由もなく

流れ着いた この場所で

最期まで やけっぱち

 

飲んでしまって すってんてん

アオカンは 体に悪い

ドヤのおかんに叱られる

「泊まっていき」

 

見ぬふりよりも おせっかい

助ける側も 助けられる側も

ここでは お互いさま

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就労支援は、生活支援の一部。大切なのは、彼らがこれからどんな暮らしをし、どんな人生を生きたいのか。

その「こうありたい」に寄り添い、実現するための伴走者であること。それこそが、私たちの仕事。