医療が取り組む就労支援②
台風から逃げるように北海道へ移動し、台風が通過した後、大阪に戻ってきた。
今回のインタビューは札幌にあるクリニック。
このクリニックには今までに何度か訪問し、見学もさせてもらい、そこで勤めるPSWのお二人とは交流があり概要は理解しているが、今回はDrから直接話しを聞いて、改めてこのクリニックの取り組みの凄さを感じた。
このクリニックの特徴は、①まずデイケアにおける多彩なプログラムがある。外部講師も数多く興味をそそられる。②デイケア利用者の半分以上が他のクリニック等からの患者さん。③統合失調症、気分障害、発達障害、触法関係、依存症等の多くの疾患の人達がデイケアを利用。
後、院長が関西出身で無茶苦茶面白い。
クリニック運営にはいろいろ工夫がされているが、何よりDrの思いがしっかりスタッフに伝わっている。まずは患者さん!患者さんの幸せを考えて地域の人達と連携して実践している支援はとてもダイナミックであろうと思われる。
私の周りには地域と共に生きていく医療機関が数多くあり、それはなにより地域で生きていく彼らを意識し、治療は診察室の中だけではなく環境要因が大きく作用すると認識しているからである。
こんな医療機関がもっと増えるといいが、それにはDrの意識だけの問題ではなく、制度を変える必要がある。
来週は東京でリワークプログラムを展開しているクリニックにインタビューである。
働き続けるを応援する
大阪精神障害者就労支援ネットワーク
JSN
金塚たかし