JSN金塚統括所長のわくわくワーク JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2009年6月24日

3週間分をまとめて

 またちょっとサボっておりました(^^;
サボっていた3週間分をまとめてみました。
 12日 M企業に次長と訪問。今年度、「協力企業連絡会」を立ち上げるべく、その幹事企業になっていただきたく為M社の専務に挨拶に行く。専務が一言「協力させてもらいます」とうれしい一言の後、もっと嬉しい言葉をいただいた。M社にはJSNから多くの利用者を積極的に体験実習として受け入れていただいていると共に、私どもJSNのPRをいたるところでしていただいている絶大なる協力企業であるが、その専務がJSNから利用者を実習生として受け入れるようになり、従業員さんに今まで以上の良い変化が見られるとの事。 専務さん自身が心理学を学んだり各種のセミナーなどに参加し、ほんとに多くの事を勉強されておられ、それを従業員さんの育成に活かされているのであるが、「障害のある人と一緒に働く事で社員も会社も変わる」はほんとにうれしい事である。
 14日 門真・茨木合同の就職お祝い会を実施。
ハノレノが中心となり準備を進めていただき大いに盛り上がった会になった。今回は4月以降に就職した茨木からの2名と門真からの4名の計6名の方のお祝い会。今年は門真と茨木で30名の就職者。これは最低目標!!
 13日 JSN第3回通常総会。昨年度の報告と今年度の計画を会員の方に審議いただき承認された。今年度、新しく始まる事業もあるが、JSNの支援方法を普遍的なものとする為の「勝負の年」である。
 19日 茨木事業所にて拡大カンファレンスを実施。地域の障害者就業・生活支援センターや医療関係者に参加いただき情報交換を行った。
その後は恒例の飲み会で楽しい時間を過ごす事が出来た。
 20日 茨木事業所より3人目の就職者決定である。トライアル雇用2ヶ月目で決定した。ただただおめでとう!!また、お祝い会が出来ますな(^^楽しみ!楽しみ!
 22日 アフターファイブがとても楽しかった。以前、仕事でお世話になったハローワークの方と6~7年ぶりに会い楽しく飲んでほろ酔いで帰宅途中、後輩からメールが入り地元で飲むことになり、そこに一緒に来られたのがコレマタ久し振りの方で時間が経つのも忘れ話していると、気が付いたら夜中の2時を回っていた(^^;
 23日 夕方、協力企業の社長と一献。2人で飲むのは初めてやったんですが、人生の先輩の話はやっぱ面白いです。気が付くと23時。何か飲んでばっかりです(^^;
 みなさんにいつ紹介しようかと思っていたが、昨年度までは私達の活動を理事として支えて頂いていた田中理事が、今年度から理事兼スタッフ(事務局次長)として現場に参加してしていただく事になった。
 私が就業・生活支援センターを始めた時にハローワーク門真の所長として活躍をしておられ、いろいろと教えていただいた方である。関係機関に挨拶に行くと「金塚所長にビシビシ指示を受けてます」と・・・(^^;
私は思わずその場から帰りたくなりますが・・・しかし、心強い事この上ない!!
 後、新たにスタッフに加わっていただいた方が数名おられるが、追々紹介したいと思います。
 とりあえず、3週間をまとめてみました!!

2009年6月3日

自分を知る2

 本日2回目の就労準備基礎コース。心理教育とSSTを実施。
心理教育では「他己評価」と「自己アピール」
「他己評価」は他人の良い所を見つけ発表する(外見、内面、服装、しぐさ等々なんでもOK)。自分では思っていない評価をされて戸惑ったり、うれしかったり。
日頃から褒められる事の少ない私達(私だけ???)。ついついダメなところ、欠けているところを探してしまう。子供の通知表に“5”がついていてもあまり褒めることはない。なぜか?その教科が体育だから??算数や国語の2や3についつい目が行ってしまう(まあ、私の子供ですから・・・)。
「自己アピール」も苦手。控え目が美徳とされる日本人だから???
自分に自信が持てないから???
でも、でも企業面接では大きなポイントになるかも。
自分の得意とする事をしっかりアピールするの大事な事ですよね。
SST(日常生活訓練)では「相手の話に耳を傾ける」みんなでロールプレイをする。
「話す」より「聞く」ほうが実は大変で大切な事だけど、話が苦手な人でも聞き上手になれば良好な人間関係は保ちやすいですよ。
相手の話を聞くステップ・ポイント
ステップ
1、相手の顔を見る
2、うなずく
3、相槌をうつ
4、相手の言った事を繰り返す
5、質問する
ポイント
・視線を合わせる
・体を相手に向ける
・明るい表情で
言葉にすればとても当たり前のことだけれど・・・
いざ、やるとなると、初めての環境や、初めての人の前では緊張からうまくできなかったり。
また、慣れ過ぎた相手に対しては反対に雑な対応をしてしまったり・・・
ステップもポイントも皆さん自然とできてる時があると思いませんか?
彼女や彼氏の前では目線を合せて、明るい表情で、「うん、うん」と相槌を打ちながら会話をしてませんか?
これからは初めて会う人の良い所を見つけて好きになれば、いいコミュニケーションが取れるかも(^^

2009年6月1日

食生活

 先日、三重の田舎から段ボールいっぱいの野菜が送られてきた。
定期的にいろいろな野菜を送ってもらってるのだが・・・
 春から秋にかけてその季節の旬野菜を送ってもらってる。
父親が仕事を退職し三重の田舎の裏畑で栽培している。田舎に帰るたびに畑に行くが、観光農園かと思うくらいにきれいに整備され雑草ひとつない。
朝早くから毎日畑に足を運んでいるらしい。
 ある農家の人が言って言葉に、「おいしい野菜を作るコツは野菜に足音を何度も聞かせてあげる」ことらしい。
それを忠実に実践しているのか、今回の段ボールの中身は新玉ねぎが何重にも重ねられていた。
 そのおかげで毎日、玉ねぎが食卓にのぼる。
手軽に美味しく食べれる新玉ねぎ料理レシピ
皮をむき、4等分にカットした後、ラップで包みレンジで3~4分チンするだけ。あとはお好みのドレッシングをかけて食べるだけ。
私はポン酢で食べるのがお気に入り。玉ねぎの甘みが一段と増しお酒が進む。
 最近はお弁当ブームらしい。女性だけではなく男性もお弁当を持って行く人が増えているとの事。私はと言えばコンビニかスーパーのお弁当、カップラーメンが中心。気になるお腹周りがドンドン成長しているような・・・
 働き続ける上での重要な要素の食生活。就労支援を実践する中では頻繁に出てくる話題ではないが、見直す必要がある項目かと思う。

2009年5月28日

6月に3人採用決定

 茨木事業所1名、門真事業所の2名が6月に採用が決まった。
茨木事業所の1名は約9か月の実習+トライアル雇用3か月で就職を勝ち取った。はじめから採用ありきの実習ではなかったが、実習を重ねる中で雇用が見えてきた。ほんとによく頑張った!!
 門真事業所の1名は2年間ガッツリ訓練を積んでトライアル雇用とジョブコーチを利用して採用を決めた。
 もう一人もトライアル雇用とジョブコーチを利用して本採用に至った。
 今のところ昨年度、今年度に就職された人の離職はない。
社会状況が大きく影響するがこの調子を維持したい!

2009年5月27日

自分を知る

 昨日から門真事業所にて今年度の就職準備基礎コースが始まった。
就職までに必要な知識や情報、就職してから特に必要になるであろう良好な人間関係を保つ為の方法などを週1回、約3か月かけて学ぶコースである
(もちろん茨木事業でも開催している)。
今回から私もスタッフの1人としてこのコースに参加している。
 今回のテーマは「自分を知る1」。
その中で、「自分の好きなこと」「自分の良いところ」「こんなふうになりたいな」等を自分自身で記入するペーパーがある。記入したペーパーを元に2人1組になり互いの事をインタビューを行い発表をする。
 発表する時のルールの一つに「批判をしない」があり、相手の事を批判せず紹介をする。
 「自分の良いところ」って???これって結構難しい。なんか照れもあるしね。私とペアを組んでインタビュウーをしてくれたAさんは、私の事を紹介する中で「とても話がしやすい人」と言ってくれた。なんかとってもうれしい言葉ですよね。
 ①私から見た私 ②他人か見た私 ①+②=③本当の私
今回のプログラムで本当の私を是非、見つけて頂きたい!!
 

2009年5月18日

就職のポイント2

・本人の努力
・信頼関係
・障害の受容
・運、タイミングそしてピアの力
どれも、重要なポイントである。
 「ピアの力」=「仲間の力」を活用できる仕組みを考えているところであり、その取っ掛かりとして先日、紹介した「ハノレノ(就職OB会)」の中で実施してもらえたらと思っている。
 先輩から後輩へ、自分の就職までの道のりやその中で課題をどう乗り越えたか、「あの時はしんどかったけど、○○で乗り切れたで!! 君も乗り切れるって」なんて励ましの言葉があると、就職活動中の利用者も心強いやろうなと。
 
 今回、就職した人も仲間のがんばる姿をみて奮起したのが一つのポイントであったようだ。
 しんどさを仲間、同僚と分かち合う事で気分が楽になる事は私たちにもよくあること!!
 
 そんなやりとりが先輩、後輩の間で頻繁に行われ、将来はピアカウンセラーとして活動できる人がJSNから輩出されればとてもうれしい!!
 

2009年5月17日

早朝覚醒

 窓を開けると鳥の声がチュンチュンとにぎやかに聞こえてきます。
大阪でもこの時間だと、雨上がりの今日のような朝は土の香りと共に爽やかな風が吹いてます。
 ただいま、朝の4時50分。
午前3時ごろに目が覚めてその後寝れなくて・・・メールのチェックをしたり、返信をしたりして、その後にこのブログを書いてます。
昨日の夜にこんなメルが来ました。
「休んでるより働いている方が数倍楽しいです!」と。
学校を卒業して大阪を離れて働き出して、1年半位で調子を崩し「うつ」と診断され休職していた20代の彼からである。
 復職する前に飲みに行った時には・・・
しんどいときには「死」ばかり考えてましたと、部屋の中ではどこで首がつれるかと・・・
でも、家族の事を考えると・・・で何とか踏みとどまっていたらしい。
 その彼が復職して「がんばってます」のメルを送ってきてくれた。
休職前と比べて仕事への意識が変わったのを自分でも感じると。うつという病気を経験してその経験を自分の仕事へフィードバックしているとの事。
調子の悪いときはほんとにしんどそうな覇気の無い顔をしていたが、先日の飲みの時には元気そうな顔で「こないだは女の子のいる店に行ってきました」と(^^;
 「熱人」第4号 田川理事長の「JSN航海日誌」の中に「昔、ある文化圏では“うつ”というものは人生の中の1つの通過儀礼だった」と。これを乗り越えてこそ1人前になれるとされていた。だからある学者なんかは「自分にはまだ“うつ”がやってきていない」と悩んでいた。一人ひとりの考え方や生活、あるいは人生の中でのうつなんです。症状だけでを見てしまえば同じでも、その人なりの背景がある。そういう人間的な部分も見ていかないとと思いました。と言う田川の文書がある。
 「本当の苦しさを味わったものだけが、本当のやさしさを持っている」と
私にはまだまだ・・・
 今日、久しぶりに彼に会う!元気とやさしさをいただいてきましょう!!
 

2009年5月11日

就職のポイントは何?

・本人のやる気
・周囲(家族、会社、支援者)の協力
・会社が本人の障害を理解してくれるようになった
上記は就職をした人のポイントを一言で表すと、どのような表現になるかスタッフに聞いた一例である。
 1番目は何にもましてやる気が勝っていた。「働きたい」の意欲がないと就職はおろか、継続就労はあり得ない。誰にとっても必要なポイントであるが、本人の意欲が突出していたようだ。
 2番目は本人の努力を彼に関係する人たちが一丸となって協力していただいた結果であるとの事。
 3番目は本人の波を会社が理解して仕事における配慮をしていただいた結果が大きかったのではとの事。
 1,2,3共に本人の努力があった上での話であるが、ポイントはいろいろある。他のスタッフからも一言での表現をもらう予定になっているので、報告があり次第お知らせします。
 そんな中、一昨日の5月9日にまた一人就職を勝ち取った
彼のひと言ポイントはどんなんだろうか??

2009年5月8日

休みはしっかりとりましょう

GW明け、皆さんの体調はいかがでしょうか?
昨日は私も少し身体がだるかったですが、しっかりと休みが取れて本日は快調です(^^
 GWの内3日間は三重県の田舎へ帰りリフレッシュしてきました。
車で大阪から約2時間半。電車では榊原温泉口駅(近鉄線)から車で約10分から15分程度の所に家がある
(都会の10分と違いほとんど信号のない道を10分も走ると距離的には相当である)。
 新緑の山並みを眺めながら車で走っていると「あ~帰ってきたな」と思うが、車から降りると土と草の匂い、ウグイスの♪♪ホーホケキョを五感で感じ改めて田舎へ帰ってきたと事を感じさせてくれる。
 家の前が山ですぐ裏には畑がありその間を名松線(最寄り駅はもちろん無人駅)の単線が走っている。近くには一級河川(名前を忘れた)があり車1台がギリギリ通れる昭和?明治?的な橋が架かっている。
 日本の昔を思い出させる原風景がいっぱいである。
 そんな田舎で朝から鳥のさえずりを聞きながら畑の畔道や線路上を散歩し、町営の温泉に入り、パターゴルフをし、まだ空の高いうちからBBQと大いに楽しんだ!!
 息抜きは大事!!
次の長期の休みは断食に行こうとスタッフの1人と話している。
就職したOBの1人が「休みが待ち遠しい」と言っていた。この間までは毎日が休みだったと。
休みを楽しみに仕事をがんばる!これもまたひとつ仕事をがんばるコツである。

2009年5月1日

強くなって就職

 夕方、事務所にいると「実習終了しました」の電話が頻繁になる。
その日の実習の様子を聞き、特に問題がなければ「お疲れ様でした」と電話を終えるが、いつもと様子が違えば担当スタッフに電話を替わり相談に入る。声のトーンで利用者の様子がだいたい見当がつく。
 定期的に実習終了後に事業所に帰って来ていただき、振り返りをする事になるが、事務所に入ってきた時の表情で調子がいいかどうかの判断は「声」だけの時よりしっかり理解できる。ポイントは調子の悪い時をどう乗り越えていくかである。
無難に、無難に実習を過ごすのはあまり意味がないと考えている。いろいろな課題に直面しそれをどう回避するか?どう乗り越えていくかを利用者、スタッフの両者(医療機関も含め)が共通認識して課題に向かっていくかがとっても大事な事である。そこを1つ1つ乗り越えていく事によりどんどん強くなっていく。
 トライアル雇用に入っても「揺れ」はあるが、体験実習の時に比べれば揺れ幅が少なと思われる。それだけ耐性が出来た証拠である。
そんないろいろな課題を乗り越え強くなった利用者が一人、本日付けで就職をした。
 4月に2人、5月に1人就職。こんな社会状況であるが雇用いただける企業もまだまだある。あきらめず頑張るしかない!!