JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2010年11月26日

三カ年計画

「取りあえずやれ!走れ!」の掛け声て突き進んできた三年間。昨年は特に勝負の年と位置付けて勝負、勝負と言い続け、その結果、昨年は31名が就職され、私達の支援方法に間違いはなかったと確信できた年であったと思う。
 しかしながら、最高の物が出来上がったとは思っておらず、毎年、より質の高い支援をと考え、ベストと思われる支援体制に組み替え、今年度は基礎部門にユニット制を導入し支援にあたってきた。
 より一層の支援の充実と運営、経営の安定を求め、私達が目標とする継続就労と障害者へのイメージの変換へ向け三年計画を作成した。
 この計画をやり切った三年後の姿を想像しながら、今後3年間の重点課題を明確にし、自分の役割を確認し責任をしっかりと果たしてもらいたい。

2010年11月24日

一緒に就労支援しませんか(職員募集)

来年4月に新大阪事業所(新規事業所)開設に向け準備中。
 その中で一番重要で大変なのがスタッフ募集である。関係機関にも協力いただいて採用を考えているところであるが・・・
 JSNで是非、働きたいと意欲のある方 金塚(かなつか)まで連絡ください。。。。
TEL06-6904-1905(JSN門真)
TEL072-645-6633(JSN茨木)
 募集は正社員。
 仕事内容 障害のある方が働き続ける事を多方面から支援する事。
 資格・経験等 社会福祉士、精神保健福祉士などの有資格者は優遇
 勤務時間・休日 月曜から金曜の9時から6時 土曜、日曜、祝日は休み 
 勤務地 門真 茨木 新大阪の各事業所
 大学新卒予定者で初任給19万以上・試用期間3か月間あり
 兎にも角にも就労支援がやりたいんや!!という方がおられれば・・・・
 来年の4月にはどのような方と一緒に働いているのか楽しみである(^^

2010年11月19日

夢のよう

 「今の自分は夢のようである」とは、先日、体験発表をしてくれたJSNのOB Mさんの言葉である。
 Mさんは就職はするが長続きせずに辞めるを繰り返す中、自分一人の力で就職継続をするのは難しいと感じていたところ、医療機関のワーカーに進められJSNでトレーニングする事になる。約2年のトレーニングを経て就職をし、現在の企業で約2年が過ぎようとしている。
 
 Mさん曰く「障害の事は理解し、いろんな配慮はしてくれるが、仕事は厳しく甘えさせてもらえない」。当たり前のことである。障害者就労だからと言って仕事が楽な訳ではない。勘違いしている人が時々おられる。
Mさんは毎日、始業より1時間前に仕事場近くのコンビニに行き、コーヒーを飲み心を落ち着けて仕事場に向かうらしい。
 私達も見習うべきである。始業ギリギリに仕事場に駆け込んできて、今日一日の予定を確認せずままに仕事にかかるのと、今日のポイントをしっかり確認して仕事に取り掛かるのでは大きな違いがあるのではなかろうか。
 
 Mさん曰く「嫌な仕事に取り掛かる時ほど早く出勤する」と話されていた。
 学ぶべき点が山ほどある!!!
 
 今ある事に幸せを感じ生活しているか?過去にこだわり、過去を悔み今を生きていないか?
 「今の自分は夢のようである」の言葉を聞いて、「過去と他人は変えられない。変えられるのは今と未来と自分だけ」と言う言葉を思い出した。
 

2010年11月18日

元気が出る人

 昨日、「熱人」冬号の「熱い人コーナー」の取材に同行して、兵庫県加古川市にある「はぐるまの家」の高井施設長にお会いしてきた。
 高井さんは私の憧れる人の一人である。
 話しをすると元気を貰える人なんです。先日のブログでも少し紹介をしたのですが、高井さんは言葉に魔法をかけれる人で皆さんを元気にする事ができる人やと私は思ってるんです。
 今夏に和歌山でお会いして以来で、昨日はインビューを横で聞いていただけであるが、自分自身の仕事に対する姿勢をもう一度見直す機会になったし、自分の中で忘れかけてい事を思い出させて頂いた。インビューアーは高井さんに憧れるうちのスタッフで、緊張するあまり内容が頭に入らなかったらしいが・・・
 
 高井さんの人柄がよく出たインタビューになったと思う。内容は冬号をこうご期待!!

2010年11月17日

自分勝手

 お腹周りがまたやばい。
夏頃に66キロまでいった体重を61キロまで落とし、ベルトの穴も一つ縮んでいたのに・・・ ちょっと気を抜いたすきに・・・
 お昼を外で食べる時にふっと横を見ると、私より年配の方がラーメン定食に餃子をガッツリ食べておられる。そんなおじさんを「よう食うなあ」と横目に見ながら、私はラーメン一杯で満足しながら店を出ていたあの頃・・・
 長野県に行った頃から食欲が旺盛で、朝も軽〜く茶碗に山盛り、お昼もごはんをお代わりなんかしたりして。。。
 ベルトの穴もいつの間にか前の位置に戻ってしまい体重も63~4キロを行ったり来たり。 秋だからだけではないのは確か。減量したときは朝から軽いジョギング、ストレッチ、腹筋を毎日のようにやっていた。
 高校一年の息子の食欲は凄まじい。食べても食べても、まだまだ足らないようで「24時間なんか食べてたいわ」なんてほざいているが、腹筋は8つにきれいに割れている。
 自分の身体は自分の物であって自分の物ではない。と思っていないと自分勝手になって、知らず知らずのうちに身体をいじめている。忙しさにかまけて手入れをせずままになっている。毎年、夏には受けている健康診断が未受診のままであるので今年中には受けなくては。
 就職者のお祝いの言葉に「健康第一」と送るが、自分自身の健康にもっと気を配らなければ・・・
 さて、今日までに56人の方に「健康第一」と言葉を送らせて頂いた。

2010年11月15日

空気

大阪土産第2位は「面白い恋人」と言うお菓子らしい。北海道土産の「白い恋人」を真似たんであろう。大阪駅構内のコンビニに張り出されていた。いかにも大阪らしいネーミングである。「ゴミを捨てないで下さい」を大阪人は「あんたのいらんもんは私もいらん」になる(^^実際にこの看板がある。
 笑いは大阪の文化。私が小学校の頃、土曜日は学校から帰ってきて必ず吉本新喜劇を見てから遊びに行っていた。吉本新喜劇は代々受け継がれ、息子も新喜劇は大好きである。
 笑いはその場の空気を変える事が出来る。空気を作る事が出来る。場の空気が沈んでいたり、暗かったりしても、その場の空気を変えるだけの力が笑いにはある。気持ち良い空気の中で仕事をしたら、良いアイデアが生まれる。やる気も出る。人に対して優しくなれる。自分の良い面が引き出される空気は大事で、笑いは大事!!とある本に書いてあったがその通りであると思う。

2010年11月15日

3か所目

 2012年4月、徳島県小松島市に発達障害がある生徒のうち心身症やうつ病などの精神疾患がある生徒を受け入れる特別支援学校「みなと高等学園」が設置されるらしい。
 就労支援が目的で中学校を卒業する生徒や、高校中退が入学対象で「商業ビジネス」「情報デザイン」で発達障害がある生徒を各8名。学科には2人程度の教員がカウンセリングも行い、企業体験を通じて就職を目指すらしい。
 それぞれの人に合わせた支援が全国各地で取り組まれている。
JSNも精神障害者に特化した就労支援を、門真事業所と茨木事業所で取り組んでいるが、法人設立当初からの目的であった3か所目の事業所を来年度立ち上げる事になる。
 地域制によりそれぞれ少しづつ違いが出てきているが、3か所目の事業所はどんな雰囲気の事業所になるのか楽しみである。

2010年11月12日

自立????

 「今日は父も母も遅くなるから、お兄ちゃんもクラブで遅いし、晩御飯1人やで」
 「大丈夫! 慣れてるから」
今朝の私と息子の会話である。
 寂しいような、申し訳ないような、心強いような気持ちで家を出たが、もしかしたら息子は、1人で自由にできるとニヤついていたのかも。。。
 私は小学校5年くらいから親と一緒に出歩くのが嫌であった。自立の始まりなのか親を避けて生活していたように思う。周りの人の話を聞くと少し早かったのかと思うが、みんな遅かれ早かれ親元から離れていくのである。わけではなさそうでパラサイトシングルという新聞記事を何年か前に読んだ記憶がある。
 息子には早く自立を!! JSNスタッフには早く自律を!!

2010年11月11日

出前講座

 今まで電車に乗ると本を読み時間を過ごしていた。ストーリーに入り込み過ぎて降りる駅を通りすぎた事2,3度。感情移入しすぎで思わず涙しそうになったり、電車の中での読書は私のお気に入りの時間であったが、現在は携帯でブログを書いている。
 今の流行りならば電車の中でツィターなのかもしれないが、つぶやく程の事はこれといってなく、毎日、何度となくつぶやくのはじゃまくさがりの私には向いていなく、なんとか毎日ブログの更新するために、思いついた事や考えている事を取り合えず携帯へ。
 今回は出前講座の報告をほんの少し。。。
 出前講座(精神障害者就労促進プログラム事業)。私たちJSNのスタッフや関係機関(ハローワーク、就・、就労移行支援事業所)や当事者がデイケアに出向き、講座や発表をする。基本は講座+SST。一番反響があるのはやはり当事者の体験発表である。
 7月の終わり頃から始まり、現在4ヶ所目も終わりに差し掛かり、残す所後一カ所になった。今年の出前講座は発達障害、高次脳機能障害、アルコール依存症などを専門として診ておられる各クリニックのデイケア利用者を中心として講座をさせて頂いた関係で、私達スタッフも各障害についていろいろと勉強させてもらった。
 東布施クリニックで開いて頂いた、アルコール依存症の勉強会では明日は我が身の思いで話しを聞いたが、各障害別の生きにくさは多種多様である事を知り、精神障害に特化した就労支援をしている私達(私自身)がもっと知識を蓄えなければ感じた。
この講座で働く事への不安を少しでも軽減し、働くモチベーションを上げてもらい就職を実現してもらいたい。
 

2010年11月11日

居場所

夜遅く帰宅すると私のベッドで息子が寝息をたてている事がしばしばある。
私は仕方なしに、子供用二段ベッドの階段をきしませながらふとんの中に潜り込む。
寝る時の私の居場所、家での私の居場所、職場での私の居場所・・・自分の居場所があることに安心感を覚える。もし家にも職場にも自分の居場所がなかったら精神的に不安定になるか、他者に対して攻撃的になるか、孤独感を感じるか、いずれにせよ負のスパイラルに巻き込まれる事は間違いないと思う。
代表理事の田川が講演会で使う資料の中に(統合失調症の治療イメージ)と言うのがある。
 
 ある日、人生の中に病気が出現し、病気の出現とともに退職や退学などをせざるえなくなり、それと同時に友達、同僚などの仲間が少なくなり人生が小さく萎んでしまう。病気が安定すると共に小さくなった人生を大きくする為の活動を多くの人が始めようとする。人生を大きくする要因のひとつに仕事がある。充実した仕事は人生の膨らみをより増す事になり病状が安定する。
所属はあるが居場所がないなんて事は所属がない以上につらい事でもある。
精神障害の方の特長として足場(居場所)の脆弱さがある。
仕事という足場を確立した元JSN利用者の男性が先日、元JSNの利用者とめでたく結婚をした。新たに夫婦という足場を作り、より豊かな人生を歩んでゆかれる事を切に願う。