援農ボランティア③
今回の援農を仕掛けたのは、沖縄の会社社長である。
いつもは物静かに泡盛を飲んでいる社長が、とても熱く援農について語っている場所に私も居合わせた。
この取り組みには幾つかの意図がある。一つはもちろん離島の農家に対するボランティアであるが、その担い手である障害のある人達にとっての農業体験は貴重であり、それ以上に家族から離れて生活する体験はまたとない機会である。
そして労働の報酬として農家や村の人達からありがとう!と感謝の言葉をもらう。
人が人として生きていく上において、人の役にたっていると感じる事がどれほど重要であるか。
発達障害のある人達の企業体験終了後のアンケートで良かったことの一番は「ありがとう」と感謝をされた事であったとの結果がある。
もう一つ。この取り組みの先にあるものとして、高収入を見込める就労継続A型やB型事業の可能性があること。
日本には離島が多く存在し、同じような課題を抱えるなかで一つのローカルモデルになりえる可能性。
そして障害者の支援(A型、B型)が広まることにより、人口の減少に苦慮している村にとり、流入人口が増えることは村を繁栄させていくと共に、日本国にとっても離島を衰退させない事が、近隣他国からの海域侵犯をさせない事になる。と熱く語る社長に賛同し多くの人達が動き始めている。
次回の援農には是非、参加したいと思う!
働き続けるを応援する
大阪精神障害者就労支援ネットワーク
JSN
金塚