JSN金塚統括所長のわくわくワーク JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2015年3月7日

援農ボランティア③

今回の援農を仕掛けたのは、沖縄の会社社長である。
いつもは物静かに泡盛を飲んでいる社長が、とても熱く援農について語っている場所に私も居合わせた。
この取り組みには幾つかの意図がある。一つはもちろん離島の農家に対するボランティアであるが、その担い手である障害のある人達にとっての農業体験は貴重であり、それ以上に家族から離れて生活する体験はまたとない機会である。
そして労働の報酬として農家や村の人達からありがとう!と感謝の言葉をもらう。
人が人として生きていく上において、人の役にたっていると感じる事がどれほど重要であるか。
発達障害のある人達の企業体験終了後のアンケートで良かったことの一番は「ありがとう」と感謝をされた事であったとの結果がある。
もう一つ。この取り組みの先にあるものとして、高収入を見込める就労継続A型やB型事業の可能性があること。
日本には離島が多く存在し、同じような課題を抱えるなかで一つのローカルモデルになりえる可能性。
そして障害者の支援(A型、B型)が広まることにより、人口の減少に苦慮している村にとり、流入人口が増えることは村を繁栄させていくと共に、日本国にとっても離島を衰退させない事が、近隣他国からの海域侵犯をさせない事になる。と熱く語る社長に賛同し多くの人達が動き始めている。
次回の援農には是非、参加したいと思う!
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大阪精神障害者就労支援ネットワーク
JSN
金塚

2015年3月3日

援農ボランティア②

年が明けた2月の初めに援農ボランティアグループが離島に渡った。
そのメンバーは沖縄本島で福祉サービスを受けている、知的障害のある人達とその支援者である。
親元を離れ合宿さながらに、支援者共々ジャガイモの収穫に取り組んだようである。
この取り組みに村も農協、農家も大歓迎であったようで、今後も継続してこの取り組みを進めて行こうと村長を交えて話し合いが進んでいる。
つづく
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大阪精神障害者就労支援ネットワーク
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金塚

2015年2月28日

援農ボランティア①

沖縄本島の東、約340㎞の太平洋上に位置する離島での「援農」が動き始めている。
離島の主な産業は農業及び漁業の一次産業である。
農業の主産物はジャガイモ、カボチャ、サトウキビ等らしい。
夫婦で農業を営む人達にとって収穫時期は作物により夫婦2人ではさばききれない状況の重労働になるらしい。
サトウキビならば機械で収穫できるらしいが、ジャガイモなどになると掘り起こした後、規格外などの選別作業は手作業になり、膨大な量のジャガイモを選別するには多くの人手が必要なってくる。
離島の子供達は16歳になると島を出ることになる。島には中学校までしかなく、高校に進学する為には親元を離れ本島に渡り、一人暮らしや兄妹と同居をしながら高校に通うことになる。
親からしてみれば子育ては15歳までである。
そしてその子供達が学校を出た後、島に帰って来るかと言えば・・・
そんな事であるから農業に携わる人は常時不足の状況であるらしい。
しかしながら所得はと言うと、一人あたりの所得が低い沖縄県にあって、この離島の一人あたりの所得はトップの東京都民より多いのである。
つづく
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大阪精神障害者就労支援ネットワーク
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金塚

2015年2月20日

あるPSWの思い

支援者のための就労支援ではありません。

人生の主役はご本人。
活き活きと本来の力を発揮できるよう黒子のサポートが必要です。

無難な模範解答はありません。
オーダーメイドの支援が必要です。
ご本人ひとりひとり求めるリカバリーは違うのです。

資格や肩書、経験年数が力を持つのではありません。

本当にご本人の応援をしようとするその理念と姿勢が大切なのです。

支援者が答えを持っているのではありません。
答えはご本人の中にあります。
ご本人が納得のいく答えを探すプロセスへの支援が必要なのです。

医療と福祉の垣根は必要ありません。
ご本人からすると同じ『支援者』なのです。
手を携えて応援していくことが必要なのです。

ある技法の大家の先生からいただいた言葉を思い出しました。

「スタッフの技量があるないなんて関係ない。
ないならクライエントと二人三脚で作りあげればいいし、技法や療法だっていろんな派閥があるけどそれもクライエントから見ればどうでもいい。
本人が本人らしく生活できたり働けるための応援に派閥なんていらないしスキルもいらない。必要なのは熱意ある関わりとクライエントを愛しているか…」

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金塚

2015年2月13日

ヒアリング

先日、A企業に訪問しそこで働く従業員さんにヒアリングさせてもらった。
A企業において、なぜ精神障害者が長きに渡り働き続ける事が実現出来ているのか?をテーマに昨年から研究をさせていただいており、その一環で全従業員から話しをお聞きしている。
50名を超える従業員さんから障害者就労にまつわる質問というより、経営ついて、組織についての質問をさせてもらっている。障害者就労をする上での配慮というより、経営理念を追求する中で全従業員の継続率が高くなっている事実を突き詰める事により、障害者の継続の長さを解明できると考えている。
一人ひとりの話しは興味深く聞かせて頂くのと同時に勉強になる。また、私の役割として組織作りが課題である今、自法人を見直す絶好の機会である。
他社の全従業員さんからヒアリングをさせてもらうなんて基本あり得ないこと。
しっかり聞き取り分析をして、なぜ継続就労が実現しているのかの報告書を作成予定。
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2015年2月8日

気配りと配慮の人

10日間の出張を終え、新千歳空港から関西空港へ向かう飛行機の中でこのブログを書いている。

安定飛行に入った一万メートル上空からの景色に見とれてしまった。北海道、東北に発達した低気圧の影響で、水平線より下は一面、真っ白な雲。上は真っ青な空。そのコントラストがすごい!思わず小窓におデコが付く位に近づいて見ていた。
写メをいっぱい撮った。
いつもは通路側の席しか取らないが、気配りと配慮で出来ているPSWから今朝がた連絡があり、天候が悪いから早目に空港に行きフライトの確認をした方がいいとアドバイスをもらい空港に行ったところ、午後便は風雪の影響で欠便になる可能性があるとの事。急遽、午前便に変更したところ窓側の席しか空いておらず、気分が滅入っていたが、素晴らしい景色を間近に見る事が出来た。
昨日、高所恐怖、飛行機恐怖の私に看護師さんが教えてくれた、爪押しとタッピング、目ん玉キョロキョロの三点セットの効果もあってか、外を見ながらブログが書けているのかも⁉︎
ぼちぼち着陸態勢に入り機体が降下を始めて揺れたした。
雲の中への突入が怖い。
ブログ終了。
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2015年2月6日

一踏ん張り

仙台での出前講座終了!
受講生のみなさんから、講座から学ぶものが多くあった、まずやってみよう!など前向きな発言が多く聞かれ、ほっと一安心。
また、今回の開催にあたり大変な時間と労力を使っていただいたクリニックのスタッフに感謝である。
さて、もう一踏ん張り。
明日の札幌でのセミナーに向けて北海道に移動中。定着支援をテーマに、なぜ定着支援が必要なのか等々、みんなでディスカッションしたいと思ってます。
札幌雪まつり開催期間の為か、仙台からの飛行機は満席であった。
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2015年2月6日

ローカルルール

出前講座も残すところ今日の1日だけ。
一昨日は出前講座の後に仙台地域の支援機関の人達との意見交換会。
地域それぞれの課題を抱えながら、地域に合わせた支援システムを構築しつつある。
就労支援センターと相談支援センターがタッグを組んで定着支援に取り組む体制作りが新しく始まると聞いた。
ローカルルールを作らねばならない。
国の動きにばかり目を奪われるのではなく、障害当事者の声に耳を傾けて、地域事情に合わせた独自のルールを作る必要性を特に強く感じる。
従来の就労支援から潮の目が変わった事を強く感じる。このながれがあらぬ方向に進まぬように、事業としての就労支援ではなく、福祉としての就労支援をする為に自分達でルールを作る。
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金塚

2015年2月2日

出前講座in宮城

福岡、滋賀、愛知と続いた出前講座、最後の宮城が土曜日から始まった。
支援者を中心としたセミナーを31日に開催し、150名を超える人達が集まりおおいに盛り上がった。
中でもやはり当事者の語りは刺激があった。
本日から金曜日までの5日間はこれから就職を目指す人達に講座を開催する。
福岡で講座を受けた人が、5日間連続で講座に出席できた事で自信がつき、免許取得にチャレンジし見事に取得したとの話しを聞いた。出前講座を実施して良かったと思う瞬間である。
さぁ今日からの講座で、受講者に何を感じてもらえるのか楽しみである!
二日酔いもなく爽やかに出発。
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金塚

2015年1月28日

期待値

サービスに対する満足感を得るのは、利用者の期待値を超えてサービス提供をされた時に感じるものである。
利用者が満足するサービスを提供するには、当たり前の事であるか、利用者の思いを聴き
利用者一人ひとりに合わせた支援をする事。プログラムに合わせて支援するのではなく、その人に合わせたオーダーメイドの支援が基本である。
仕事の役割、範囲を自分で決めて、そこに固執していてはオーダーメイドの支援はできない。
フレキシブルに動く意識をたえず持っておく必要がある。
その為にはチームを意識し、チームでの動きを基本に考えなければ、利用者の要求に対応出来ない。
新体制で始まる9年目のJSN!
みんなの意識合わせを!
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