ハノレノ総会
コロナ禍を経て、久しぶりにハノレノ総会を開催することができた。長い自粛期間を乗り越え、再び顔を合わせて語り合える場が戻ってきたことがうれしい。
JSNは2007年の創設以来、「働き続けるを支援する」をコンセプトに活動を続けてきた。これまでに800人以上の方々が一般就労へと羽ばたき、それぞれの職場で日々努力を重ねている。その卒業生たちの集まりが「ハノレノ」。
ハノレノの由来は「fast not rest not(いそがず、やすまず)」。焦らず、けれども立ち止まらず、一歩ずつ歩み続けるという思いが込められている。各事業所では月に一度ほどハノレノを開催し、会社での悩みや人間関係の難しさ、生活面での不安などを、仲間やスタッフに語り合う時間を大切にしてきた。同じ経験をしてきた仲間だからこそ分かり合える安心感があり、「ここに来るとほっとする」という声も多く聞かれる。
また、ときには現役の訓練生との交流も行っている。訓練生とって、実際に就職し働き続けている先輩の言葉は説得力がある。成功談だけでなく、失敗や葛藤を含めたリアルな体験談は、これから社会へ踏み出す訓練生にとって大きな励みとなり、モチベーションの向上にもつながる。
今回の総会では、懐かしい卒業生たちと再会することができた。30代だったあの人が、いまは50代に――。20年という歳月の重みを感じながら、その間に積み重ねてきたそれぞれの「物語」に思いを馳せた。一言では語り尽くせない喜びや苦労、挑戦と継続の歴史があったんだと思う。
それでもなお、JSNを忘れずに足を運んでくださったことに、心から感謝です。私たちJSNは、いつでも帰ってこられる“港”のような存在でありたい。疲れたとき、迷ったとき、ふと立ち寄りたくなる場所であり続けたいと、あらためて感じた。
そして、今回数年ぶりの総会開催が実現したのは、卒業生Yさんの働きかけがあったからこそ。「またみんなで集まりましょう」という一言から始まり、多くの人の思いが重なって実現しました。本当にありがとうございました。
これからも「いそがず、やすまず」。それぞれの歩幅で前に進みながら、つながりを大切にしていきたい。
