JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2009年4月8日

北山塾の準備

 2009年度、JSNの事業1つに人材育成事業を位置ずけている。
われわれJSNスタッフのスキルアップはもちろんのことであるが、地域の社会資源である就労移行支援事業所や、これから就労移行支援事業を考えておられる作業所等々のスタッフ方々に対して北山塾(仮)を開催しようと準備をしている。
北山塾(仮)の概要。
北山氏は我々の理事でもありますが、和歌山において精神に障害のある人たちの就労支援をされ、10年間で約350名の一般企業への就職を支援してこられたオーソリテイである。
その北山氏を大阪にお迎えし、全6回のコースで研修を考えている。聞きっぱなしの講義ではなく、基礎講演の後グループでの討議などで自分の意見や質問などどんどん出していただき、北山氏からアドバイスをもらえる研修会にしたいと考えている。
本日はその打ち合わせに和歌山へ行ってきた。
和歌山へ向かう高速道路から満開の桜を眺めながらドライブ気分で走ってると「みなべ」で降りないといけない所を「紀伊田辺」まで行ってしまいましたが・・・
これから急ぎ詳細を決定し、皆さんへ案内をしたいと思ってます。
少人数での研修会を考えているので希望者の方は急ぎ申込をしていただきたいと思います。
研修会で聞けなかった事は、後の飲み会でじっくり腰を据えて質問してみてはいかがでしょうか?
それでは案内をお楽しみに

2009年4月8日

茨木事業所 就職者第1号

 4月1日付けで茨木事業所より就職者!!
茨木事業所2年目のスタートの日に就職決定です。
 高齢者のデイサービス事業所において清掃とレクレーションの参加、歩行介助、散歩の付添が主な仕事内容である。
 先日、レクレーションで歌っている、手話付きの歌を披露してもらったけど、のびやかな朗々とした声で堂々と歌われていた。
 これからは高齢者とのコミュニケーション技術をしっかり学び、仕事をする喜びを1つでも多く感じてもらい。
さあスタートラインです。気を抜かずしっかり頑張ってください。みんなで応援してます!!
 

2009年4月7日

天気に誘われて・・・

 昨日の午前中は4月1日に就職をした方の会社訪問をした。
8時から12時までの短時間勤務で、現在は1つの単純な仕事をしているが、将来はフォークリフトの運転やトラックでの配送などもこなして行きたいと爽やかな顔で話をされていた。理事長にもお会いし挨拶をさせていただいたが、とてもざっくばらんな、すごく親しみやすい女性理事長であり、働きやすそうな職場であった。
茨木事業所へ向かう環状線の中、、、、大阪城公園駅付近から見える多く桜、典型的なお花見日和で多くの人が昼から花見に繰り出しているのだろう・・・
好天気と桜に誘われて、どれだけ大阪城公園で下車したかったか・・・そんな気持ちを引きずりながら茨木へ
昔、朝起きて、どうしても仕事に行きたくない。今日は仕事が嫌。なんか気持ちが乗らず現実逃避したい時に、私の逃避場所は兵庫県の林崎松江海岸。1日ボヤアーと過ごし気持ちの充電をしていた時期があった。
林崎松江海岸はとっても小さな海岸で、私が行くのはいつも夏以外の季節だったためか、合うのはいつも浜に打ち上げられた海草を集めているおじいちゃんだけ。
とっても落ち着きますよ。
癒されたい方はぜひ!!林崎松江海岸駅より徒歩5分くらいだったと思います・・・
ここ何年も行ってないんで、今度は休みの日に久しぶりに行ってみよう。。
今の時期、自分だけの花見ポイントへ息抜きに行かれる方も多いのでは・・・

先日の寄せ書きの色紙です

2009年4月5日

花見

 昨日、高槻市の芥川にて茨木事業所の面々と花見を実施した。
桜はまだ5部咲きといったところか・・・
今週中には満開になりそうな・・・そんな中、スタッフの一人が朝早くから場所取りをしてくれていたため、みんなでゆっくりとお弁当を食べ、ビールを飲み、物まねあり、歌あり、笑いありの楽しい時間を過ごすことが出来た。
うれしかった事が一つ!花見会の終了間際に、利用者の方々からのサプライズプレゼント。スタッフの一人一人に利用者の方々からの寄せ書きをした色紙が手渡された。色紙には似顔絵中心に(この似顔絵が特徴をつかんでいて、何よりいいのは若く、男前に書いてくれている。後日、ブログにアップしますわ)にスタッフに対するコメントがあり、とっても心が温まり、ほっこりしてると、最後にもう一つ大きな色紙にJSN茨木の1周年を祝う寄せ書きをいただいた。
何がうれしいって、利用者のみんながJSNを好きでいてくれていると言う事。また、JSN茨木がみんなの足場の一つになっていたんだという事。
これは本当にうれしいこと。JSN茨木・門真の事業所は就職を目指し訓練する場所であると同時に、みんながホッとできる足場でありたいと考えていた。「JSNは人生を再出発させるためのベースキャンプ地で、いつでも相談が出来、いつでも帰ってこれる場所」だと考えていたので、みんなの思いを感じて、改めて気持ちが引きしまった!!
みんな本当にありがとう!!
JSN茨木は2年目、就職の年!!一緒にがんばろうな!
途中、パラパラと雨が降ったりしたが、会を中断することなく河川敷での一次会は終了した。
私は午後から予定があったので参加できなかったが、ほとんどの人が2次会のカラオケに!!一人は午後から実習に!!
次に飲むのは就職が決まってのお祝い会やな!な、茨木のみんな!

2009年4月2日

順調な滑り出し

 引越しが終わり新事業所にて事業開始をしているが、事務所の中には開封できずにあるダンボールの山が・・・
 今日は気合を入れて一気に片付けをやってしまおう!このままダラダラとほったらかしにしておくと1年間ぐらいそのままになってそうで。。。。
 平成21年度は幸先のいいすべりだし。4月1日付けで門真事業所より就職者が1人!トライアル雇用開始が1人!後、トライアル雇用にすでに入っているの人が門真事業所は3人、4月中に入る予定者が1人。
茨木事業所ではトライアルに入っている人が1人、4月からの予定者が2人である。
現在のこの状況で楽観しているわけではないが、日々のみんなのがんばりを目の当たりにしているスタッフとしては、結果として「就職」という形で迎える事をほんとに願う日々である。私たちの力ではいかんともしがたいこの社会情勢において・・・
新聞紙上には毎日のように「過去最悪の景況感」「解雇」の文字が躍る中・・・東京デイズニー入園者過去最高の記事。前年度より7.1%増だったらしい。いろりろな理由はあるのだろうけど、みんな「夢の国」に逃げ込みたいのか???

2009年4月1日

JSN門真 事業所移転

19年6月より門真市御堂町11-5においてJSN門真を開設し就労支援を展開してきたが、今後、支援を充実させるためにスタッフ数を増やすことを考えると、現在の事務所では手狭なために、4月1日より新事業所へ移転することになった。
新事業所住所:門真市末広町40番3号 アリーナ古川橋5F
電話、FAX番号に変更なし
最寄り駅は現在と同じ京阪古川橋。
古川橋駅南側のダイエー裏側、徒歩3分
募集
JSN門真にて非常勤職員を1名募集しています。
熱意のある方、一度ご連絡ください!!

2009年3月31日

JSN2年目終了

19年の6月より開始したJSNが、約2年を終えようとしている。
あっという間の2年間。20年4月にはJSN茨木を立ち上げ、門真と茨木の2ヶ所で就労支援を進めてきた成果として、多くの方が企業への就職を決めた。
 就職者の会も結成され、継続就労への取り組みも少しずつ充実してきている。ちなみに会の名称は「ハノレノ」。意味は~急がず、休まず~です。
 ハノレノ会で飲み会をした時の一コマ「今の趣味は?」「マンションのチラシを見ること」。将来にマンションの購入を考えているらしい。
 別の一コマ「会社での人間関係はどう?」「気の合わない人もいるけど、それはどこに行ってもいることやし・・・」強くなったなあと思う・・・
就職を決めタ人と話をしていると、みんな一つ殻を破ったというか強くなったなあと感じることしばしば・・・
 そんな就職者の一人が3月13日~14日で東京の幕張において「働く当事者のメッセージ」で発表をされた。当日は企業の社長、堀川(JSNのスタッフ)、ご本人の3者で各人がそれぞれ就職へ至った経緯の中での思いを話された。 堀川が発表の最後に「A君が就職したときには、社長と一緒にこのような場所で発表が出来る事は考えもしなかった。うれしく思います」と締めくくっていたのが印象的だった。就職当時は障害を非開示の就職であり、JSNの思いを理解していただくのに多少の時間が必要であったために。
その他、いろいろの事があったが順調に過ぎた2年であり、スタッフも経験を少しずつ蓄積できた1年であったと思う。

2009年2月1日

地域の社会資源

 一昨日の金曜日に「退院促進強化事業東ブロック研修会」に参加をした。
今回の研修の狙いは、地域には多くの資源がある!という事を関係機関の人に知ってもらうことだったらしい。
 こころの健康相談センターより「地域で利用できる社会資源」で始まり、「精神科訪問看護の実際」「精神障害者ホームヘルプサービスについて」「通所施設における生活訓練の現状と課題」「理解促進事業における当事者活動について」「退院促進ピアサポーター事業について」最後に「就労移行支援事業の活動について」と題して「働く」支援についてJSNの事をPRさせていただいた。
 就労支援と生活支援は車の両輪だと思っているが、お互いがお互いを知らなさ過ぎるの改めて知った。
 地域で彼らを支えるには「横軸の連携」が必要であるはず。
福祉は福祉、医療は医療、教育は教育ではなくそれらを縦ではなく横つなぐ必要性がいる。福祉の中にもいろいろな役割分担があり、各機関の地域での活動内容についても知らなければならない。
 JSNの取り組みを多くの人に知っていただき、1人でも多くの人に利用していただけるPRをこのブログを通してガッツリとやって行きたい。

2009年1月27日

少しの心配りで・・・

 日曜日に息子2人がバッテイングセンターに行った帰りの事。
バスに乗って自宅へ向かうはずが、窓から見える景色がどこやら見た事のない風景に・・・
乗り間違えた事に気づいた2人はバスの運転手に確認。やっぱり間違えていたようで急いで降車。
降車時に運転手さんが丁寧に目的地への乗車バスなどの説明をしてくれたようで、2人は少しホットしながらバス停へ向かうが、その時、下の息子はバッテイングセンターで帰りのバス代を残しすべて使いはたしていたようで、乗り間違えたバスで残していたバス代も使ってしまい・・・・ドキドキしていたよう。
教えてもらったバスに乗車してすぐに運転手から「連絡があって聞いてるよ、乗り間違えたんやね。大丈夫!お金も要らないから」と声をかけられたらしい。
2人はこれで一安心。無事に見慣れたバス停に到着。「ありがとうございました」と声をかけて自宅へ帰りついたようで、早速にその話をしてくれた。
運転手同士のちょっとした心配りが大きな安心感なったよう。
こんな世の中やけど、なんかとっても心が温かくなるような心配りが、その日のお酒を一段と美味しくさせた。
私が師匠と思っている人がよく「目配り、気配り、心配り、そして誠実に」と言われていた。私にはなかなかできんのですが・・・
人の心を温かくする心配りを心がけたいものです。
※実は上の息子は、何かの時にと思って1000円は使わずに財布の中に入れていたらしい。さすが兄貴(^^

2009年1月27日

就労支援には治療の効果がある???

就労支援には治療の効果がある。
あるドクターがJSNを利用している患者さんの変化についてこう表現された。
私達は彼ら、彼女らが望む「働きたい」に応えるための支援をしている。
彼ら、彼女らの「働きたい」の先にあものは。
彼女がほしい! 結婚した! 子供がほしい! 一人暮らし! 生活を豊かに!人それぞれが自分の将来を夢みながら、その夢をつかみ取るために「働く」を目指して歩き出している。
その夢を叶えるお手伝いの一つが就労支援。
人は夢や目標があると強くなる。
夢や目標は人生を膨らませる事が出来る。
病気は人生の一部であり、病気を包む人生を膨らませる事により病気が安定する。
「統合失調症の治療のイメージ」田川理事長の資料より

ただ頑張れ!頑張れ!と声をかけていればいいもんじゃない。
しっかりとした支援をしなければならない。
そうする事によって成功体験を積み、人は自信が出来、人生が膨らんでくるんであろう。
それを医療機関から見た時には治療効果があると表現されたのかもしれない。
精神障害者の就労支援には医療と福祉の連携が必要である。
しかし、この連携がいま一つままならない。
患者さんの「働く」に、今一歩、消極的な医療機関人たちには「就労支援には治療効果がある」は殺し文句として使えるかも・・・・