2026年3月4日

グループワーク

数年ぶりに、利用者の皆さんとのグループワークに参加した。
今回は新大阪事業所の利用者さん約10名。初めての顔合わせということで、少し緊張感もありつつ、どこかワクワクした気持ちもあった。

まずは自己紹介からスタート。過去の職歴やこれまでの経験、ちょっとした失敗談を交えながら、自分自身のことを話した。それをきっかけに皆さん自身の思いを語ってもらい、場の空気は少し和やかになったような。

初対面にもかかわらず、一つのテーマに対して「私はこう思います」「こんな経験があって」と、遠慮がちながらも発言をしてくれて、それぞれの言葉にその人らしさがでていた。

現場で働いていた頃は、当事者の方と企業、そして支援機関が連携しながら、さまざまな取り組みを進めていた。企業実習への同行も印象深い経験であったが、やはり私にとってはグループワークは楽しい時間であった。

なぜなら、グループワークでは普段見せない一面がふっと顔を出す瞬間があるから。
物静かな方が鋭い視点を語ったり、控えめな方が実はユーモアたっぷりだったり。そうした発見の一つひとつが嬉しく、同時に「自分はどう感じているだろう」と内省するきっかけにもなっていた。

特に楽しかったのは、誰かの一つの発言をみんなでじっくり深掘りする時間。
「どうしてそう思ったのですか?」
「そこにはどんな経験があったのですか?」
問いを重ねるごとに、言葉の奥にある思いや背景が見えてくる。そのプロセスこそが、何よりも面白く、豊かな時間であった。

形式ばった進行ではなく、ざっくばらんに意見を出し合うブレインストーミングのような雰囲気。正解を探す場ではなく、それぞれの考えを尊重しながら広げていく時間。その空間は、当事者理解を深めるだけでなく、「人と人がつながる」温かさを実感できるひとときであった。

久しぶりのグループワークであったが、改めてその魅力を再確認する機会となった。
そして何より、私自身が一番楽しんでいたのかもしれない。