JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2024年3月25日

福岡出張

福岡に行く予定が入ったので、福岡労働局長の小野寺さんに連絡を入れた。いろいろな研修会の案内が来るが、プログラムを見ると登壇者に小野寺さんの名前が載っている事が多い。課長時代と同じ様に全国を飛び回っておられる忙しい中、2つの会社を紹介してもらい、アテンドしてもらい見学をさせていただいた。

「障害者=働けない」と思っていたとの社長の言葉から会社説明が始まった。最初に訪問した企業は福祉サービスを基軸に、人手不足などで廃業を考えていた企業にM&Aを行い、障害者のトレーニングの場や就労先として活用されている。そして売上高も着実に伸ばしている。そんなパワフルな社長は、現在「障害者を企業の戦力に」とメッセージを発信している。

二ヶ所目の企業は沢山の見学者がこられるのだろう。パワポを用意していただいてがっつりと説明をお聞きした。「ヘルプとサポートの違い」

「ヘルプ」失敗しないように、なんでも先回りして準備してあげる事→結果:自立できない。自己肯定感も育たない。

「サポート」自発的なやる気、自発的な行動を尊重し、やらせてみて失敗させる。失敗させてもその挑戦や行動を尊重し、諦めない心を応援する事→結果:いつかそれが成功につながる。自己肯定感が育つ。まさに!思わずスライドの写メを撮らしてもらった。

夜は福岡の支援者仲間と一献いきながら楽しい時間を過ごす事ができた。あと、小野寺さんが仕掛けようとしている福岡での取組みがどうなっているのか、次にお会いした時の楽しみである。

2024年3月18日

真剣に支援するが深刻にはならない

全国精神保健職親会主催「精神・発達障害者の雇用マネージメントを学ぶ京都の企業と支援者の研修会」〜ちょっと丁寧なマネージメントにより戦力につながる、職場が変わる〜に先日、参加した。

その時に登壇していた支援者からタイトルの一言があり、耳に残った。長く対人援助をしていると障害当事者等からたくさんの学びがある。登壇者もベテランの域に入っている人であるが、客観的に自分の支援のあり方を見つめたり、先輩などのアドバイスからたくさんの気付きがあった中の一つだと思う。

自身の支援の振り返り。反省ではなく振り返り。何を根拠に支援したのか?他の方法はなかったのか?支援が上手くいった要因はどこにあったのか?など冷静に振り返る事が必要。そして自分の気持ちにも寄り添う必要があると思う。

いつもは利用者の気持ちに寄り添う事を大事にして就労支援をしている支援者であるが、定期的に自身の気持ちに寄り添い、精神的安定を図る事が対人援助職においては必要だと思う。

「真剣に支援するが深刻にならない」と発言した登壇者とは、昔、よく飲みに行った仲間の一人である。何があってあの発言になったか今度、飲みに行った時に聞いてみよう!

2024年3月12日

所長合宿

滋賀のホテルに泊まり込んでの合宿を始めたのが10年前くらいからだろうか。朝から会議室に缶詰で、夜は食事の後も部屋に集まってワイワイやって、次の日の昼に解散。そこから毎年、この時期に所長全員が集まって年度の振り返りと次年度の計画を発表し意見交換を行ってきた。

コロナ以降は事業所の会議室で実施。昨日は合宿1日目。振り返りと計画。人事異動の発表。「議論の中身に深みがでてきた」と参与の締めの言葉で1日目終了。合宿2日目は私からの提案に対して意見交換を行う予定。

一年やってきた事が数字としてあらわれ、安堵したり唸ったりする時期であるが、それを分析して次の次の一手をどう打つか!

2024年3月7日

決起集会

先月、ある法人の創立5周年の式典に参加をさせていただいた。理事長の挨拶を聞きながら、私達の法人設立当時を思い返した。「久しぶりに就労支援が出来る!」ワクワク感があった。精神障害者の就労支援に対して未経験スタッフが多い中「やったらええんよ!」の精神で失敗を重ねながら進めてきた。

JSN創立から16年経ち、創立当時20代であったスタッフが40代になり、時の流れと共に頼もしく感じるこの頃である。社会環境の変化もあり、当時のように頻繁に飲み会をすることもなく、コミュニケーションをとる機会がとても少なくなった。2024年度を乗り切る為に全スタッフ集合して決起集会をやりましょう!

今回の式典参加で一つ心残りは、記念講演をさせてもらったのだが、その内容が今ひとつ・・・だった。想いは込めて話しをさせてもらったのだが。