JSN金塚統括所長のわくわくワーク JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2018年12月3日

新しい出会い

先日、一橋大学で日本産業ストレス学会の大会があり、「専門職・機関間の連携推進と働き方改革  ~まずは11系からネットワークを立ち上げて~」のテーマでシンポジストとして参加させてもらった。

今年度、日本産業ストレス学会の中に「専門職・機関等連携委員会」が発足し、代表の方からお誘いを受け委員となり、会として初めての活動がシンポジウムであった。

医療、看護、心理、衛生・公衆衛生、行政、法務、人事・総務、労務に福祉・就労支援の11人の集まりである。

連携やネットワークは遠い昔から言われ続けている事ではあるが・・・
まずお互いを知ることから始まることになる。

みなさんが何を目指し、どのような仕事をしているのかを知り、何が連携出来るのかを知る。

JSNで勤務するようになり、医療系の人と会う機会がとても多くなったが、それぞれの考え方や取り組みには違いがあり面白い。

この委員会には企業に在籍している人達も複数おられ、また新しいチャンネルができそうで嬉しいことである。

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2018年12月1日

社会貢献?

「定着支援をやってほしい」と、ある当事者から電話があった。現在、一般企業で勤務しているらしいが、勤務状況に少々不満があるらしい。

出身母体の就労移行支援事業所に連絡をするも、忙しいからと断られたとの事。ホームページから定着支援事業をやっているところに連絡するも折り返しの連絡はなかったとのこと。

そんな中、JSNに連絡が入り状況を聞いているところである。全体把握がまだ出来ていないので、具体的に何ができるかわからないが、まずは話しを聞く事にしようとスタッフに伝えた。

送り出すだけで後はほったらかし。そんな状況で企業や当事者が困っている事例は山ほどある。タイムリーな支援がなく、心身の状態が就職前より悪化し、自信をなくし入院や引きこもりになった人を何人も見てきた。
働くことがリハビリにもリカバリーにもなっていない。企業にも疲弊感しか残らない状況は福祉が目指す就労支援の姿ではないはず。
法律・制度設計にももちろん不備はあるが、事業者の思想性に問題がある。障害者の就労支援は社会貢献であると謳い、就労支援に取り組んでいるところが多くあるが、本当の社会貢献とはなんなのか?
行政の視点から、社会保障費の増大を緩和する策としての就労支援の視点もわからないでもないが、一時的な納税者を作るだけの策では不十分であり、また、社会貢献と謳いながら、法律・制度と収益にしか興味がなく、彼等の人生を見ない事業者が社会貢献と謳うのは浅はかである。

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2018年11月30日

地域と共に!

一昨日に前々職場(知的障害者通所授産施設)に勤務していた時に、専門学校からの実習生として勉強をしにきていた男性(当日20歳、現在45歳)と飲んだ。

現在、グループホームの管理者として勤務しており、JSN門真で計画相談を担当しているスタッフとの繋がりで飲み会になった。実習生としてお会いしてから一度、どこかであって立ち話しをした程度でゆっくり話したことがなく、初めてじっくりと話をした。

25年前に少し話しをしただけであった彼との飲み会は昔を思い出す印象深いものになった。
知的障害者を中心としたグループホームの管理者として勤務をしているかたわら、ボランティアとして知的障害者の余暇活動にも力を入れていて、その活動写真の中に、昔、私が授産施設で担当していた人や、授産施設に通っていた人がいるわいるわ。
みんなもちろん老けてはいるが、昔の面影をしっかり残しており「おもわず◯◯くんやん!」って声がでた。
中にはパッと見てわからないくらい変化していた人もいたが、ふすまの張替え作業やブロック作りや旅行に行った時の場面が一気に蘇ってきた。

当たり前だが彼等は地域で住み続けている。福祉サービスもまた地域に根ざし続ける使命がある。就労移行が儲かるからと事業を始めて、儲からないから放課後デーに事業を変えて、儲からないからすぐ廃業するなんて安易な考えで事業をしているところが許せない。

福祉サービスは地域と共に育ち、地域を意識して変化をもたらすことを意識しながら活動しなければ、彼等を支え続ける事はできっこない。

それにしてもお互い歳をとり、20代の青年であった2人がおじさんになり、酒を飲めるのはうれしい限りである。

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2018年11月28日

現場感覚をどう提案するか

先日の土、日に就労移行支援事業や就労定着支援事業に関して、国から委託を受けた民間企業や大学が実施している調査研究事業の会議に参加をした。
いろんな角度からの話しが出来て面白かったし、現場感をお伝えした。

今までもお金と時間を掛け、いろんな団体がいろんな事業について調査・研究を実施してきたであろうが、どのように活かされてきたのか現場にいる私達には不明だと感じることが多い。折角の調査・研究が無駄にならないようにしてもらいたい。

就労定着支援事業においては、実施をしないと明言している事業所の話しを聞く。法律制度に縛られる福祉事業を実施している私達は、このサービスを利用する人達にとって少しでもよりよいものにする為に、現場からの意見をだして事業改善をする必要がある。それは福祉事業を実施する事業者の役割の一つであると思う。

また意見、提言は国に対してだけではなく、地方行政にも同じく提案し、地方におけるルールや仕組みを構築する必要がある。大阪におけるローカルルールを具体的な形に出来たらと思う。

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2018年11月26日

青色

先日、本屋に行くと2019年の手帳が売っていたので購入。

ここ数年1月始まりの手帳を使っているので、一年の終わりをヒシヒシと感じる。
手帳の月間、週間予定表には黒色と青色のペンで会議等の予定を書き込んでいるが、企業向け研修会でペン色の使い分けについての話しを時々するが、この話しに対しての受けがいい。
子供の頃から青色が好きだった。物を選ぶ基準が青色だったりした。
大人になるにつれ、その意識が薄くなっていたが、4色ペンを使うようになって、青色で記入した予定が記憶にしっかり残ることを認識し、青色と黒色を使い分けるようになった。
最近、インプット、アウトプットに関して年齢を感じることがよくあるが、自身の特性を知る事で、対応策を講じることができるなあと思ったりするが、いかんせん年齢には勝てないことが多い。

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし

2018年11月25日

一歩前へ、みんなで前へ

「心の中に◯◯さんがいてくれたおかげです」

支援者と利用者。この2者関係の中でどんな物語を作れるかが就職後の生活において重要なポイントの一つであると思う。

特に支援者と呼ばれる者は利用者にどう寄り添うのか、寄り添い方によっては相手から学ぶことがいっぱいある。
この学びが支援者と呼ばれ者の質を上げることになる。
冒頭の言葉は昨日のハノレノ総会で就職をした参加者から、あるスタッフに向け感謝の気持ちを込めて発せられた言葉のようである。
2人の中には時間をかけて作られた他者にはわからないエピソードがいくつも存在し、一つの物語として出来上がっているのだと思う。
スタッフそれぞれに物語があると思うので、是非に語り部と言う形で披露してもらい、みんなに勇気を届けて前を向いて歩いていってもらいたい。

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JSN

金塚たかし

2018年11月24日

喉元過ぎれば

ここ数日一気に寒くなり温泉でも行きたいなあと思いながら、今日はハノレノ総会(JSNからの就職者の集まり)が午後から梅田で開催されるので参加の予定。

各事業所で毎月1回ハノレノの会や平日の会を実施しているが、この時期に全事業所の就職者が集まっての会が実施される。
就職者それぞれにここへ至るまでの苦しみや悲しみを越えてきた物語があり、その物語から私は多くの事を教えてもらった。
そんなみんなの話しを聞いていて、私自身も同感することが山ほどある。同じ事を繰り返して「あぁ~あの時に・・・」の後悔。人間ってそんなもんなんだろうが、その時の環境が後々、大きく影響するだろうなぁと感じることがよくある。
今、私はあの時の痛みを忘れて不摂生したからか、あるクリニックの待合室で診察の順番待ち。
あぁ~ぁ

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金塚たかし

2018年11月15日

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昨日、全国就業支援ネットワークの代表理事である小倉広文さんがご逝去されました。
小倉に初めてお会いしたのが約20年前。島根県にある小倉さんの前職場である施設に1人で訪問させて頂いた時に、2日間付きっ切りで対応していただいたのが小倉さんでした。
授産施設での取り組みやグループホームへの支援など、車を走らせ一つひとつ丁寧に説明していただいたのをとても鮮明に覚えています。
それから10年ほど時間が経ち、その間一度もお会いする事はなかったのですが、全国就業支援ネットワーク主催の全国大会(広島&島根)で再会しました。喫煙場所で20年前に交わした私の名刺を出して「金塚さんですよね」と言って声をかけていただいた時には本当に驚いた事ことも鮮明に覚えています。
それ以来、島根の研修に招いていただいたり、お願いごとが出来るような関係になりその後、サビ管養成研修の講師や全国就業支援ネットワーク理事として親しくお付き合いさせていただくようになりました。
私より少し先輩であるとても真摯に物事をとらへられる小倉さんですが、お酒が入るとニコニコと笑いながら冗談を口にする普通のおじさんが、カラオケでマイクを持つと郷ひろみが乗り移る、歌って踊れる代表理事に変身される姿を拝見し、思わず携帯でビデオ撮影したこともありました。
まだまだ若くてバリバリと活動してもらわなければならなかった先輩であり同志てあった小倉さん。本当に悔しい悲しい思いでいっぱいであったと思います。
もう一度、一献交わしたかったです。
ご冥福をお祈りいたします。

2018年11月13日

月曜日の一日

昨日の午前は定例の所長会議。
報酬改定と定着支援について議論。

午後は岡山県で福祉サービスを展開している法人SのスタッフがJSNに見学にこられた。法人Sの代表が7~8年前にJSNに見学に来てもらって以来のお付き合い。長く勤めた組織を退職して新しく法人Sを立ち上げて就労支援に取り組み実績を積み上げている。

4人のスタッフに訪問いただき、事前にいただいた30程度の質問に、アネックスの所長と2人で対応させてもらった。
なにかを学ぼうとされている姿勢は私達にとっても刺激がある。

夕方には兵庫県で相談支援をしている仲間から、担当している利用者が都内に転居予定で相談をしたいと連絡あった。
まずは精神科の医療機関を探すところから始めたいとのこと。JSNには理事それぞれの医療ネットワークがあり、それぞれの機関の情報を持たれていたりするので心強いことである。

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JSN

金塚たかし

2018年11月11日

北大東島 第一陣

北大東島体験実習の第一陣が本日帰阪予定。

宿泊施設や軽作業の実習の他、島内巡りや釣り、星空を見に行ったり等、5日(月)から今日までの7日間でどんな感想を持って帰って来られるのかとても楽しみである。
主催事務局の方や役場の方々にとても良くして頂いていると、同行しているスタッフからプチ報告があった。
新しい環境には不安感を覚えることもあるが、安心感のあるなかでの環境の変化は脳のリフレッシュにも効果的であると思う。
今回、参加した4人と是非、ゆっくりと話してみたい。

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JSN

金塚たかし