2017年7月4日

歴史

  今ある制度や施策は急に降ってわいてでてきたものではない。
ものごとには必ず歴史がある。
私がかつて身を置いていた、障害者就業・生活支援センター(就ポツ)は当時、厚生省と労働省が一つになった目玉として発足した事業である。

  当時、考えられていた就ポツの役割から大きく守備範囲が広がり、全国の就ポツスタッフは多岐に渡る事業と支援対象者の増加に疲弊し、またスタッフの支援力不足からくる問題が起きていると聞く。就ポツへの期待はわかるが・・・

  制度、施策は必ずしも現場の意見が反映されているわけではなく、行政の都合が大きく左右する。しかしながら問題を解決する仕組みは現場の意見があってこそである。

  その時の社会情勢により仕組みは大きく変化するが、この地域格差の大きな時代は、その地域に合わせた制度運用が必要になるので、行政と現場が一緒になってローカルルールを作る作業が必要である。行政に現場のことをよく知っていただきたい。

  先輩達が作ってきたものをより良いものにする為に!

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大阪精神障害者就労支援ネットワーク

JSN

金塚たかし