JSN金塚統括所長のわくわくワーク
2023年7月24日

じょうぶな頭にかしこい体

JSNがスタートした時はスタッフみんなで「何の為に」を考えて、それをやる意味を教えてもらいながらいろんな事を進めてきた。しかし・・・とある人に話しをしていたら。

言われたことの意味をたしかめ、決められたことの内容を考え、必要があれば問題をとき、自分のために楽しい仕事をさがし出し、やるときはやるし、さぼりたいときはすぐさぼる。「じょうぶな頭とかしこい体」の著者 五味太郎さんの本を紹介してくれて。

子供の悩み、疑問、希望などのテーマについて書かれている。「制服はどうして着なくてはいけないの」「車が来なければ赤信号だってわたってもいいんだよね」「ずっと働かないで暮らしていきたい」などのテーマに対して五味さんの回答が面白い。

先生や親の言うことは素直に聞いて、決められたことはきちんと守り、出された問題にはうまく答え、与えられた仕事はだまってやる。決してさぼったり、ごまかしたりはしない。先生や親からすると良い子ではあるけれど、このまま大人になるとどうなるんだろう。

あとがきに「自分でやるしかありません。あたりまえすぎる言い方ですが、自分で自分の気の毒を解決してゆくしかないのです。それは大人も子どもも同じです。自分で考え、自分で悩み、自分でしかり、自分をはげまし、そして自分を可愛いがってゆくしかないのです。そのために、けっこうきつい問題でもなんとかこなせる(じょうぶな頭)と、好きは好き、嫌いは嫌いとはっきりわかる(かしこい体)が必要なんだろうと思います」とありました。

次の読書は水島広子さん。