2023年7月3日

16年前

16年前、京阪本線 古川橋駅近くでJSN門真が6月に開所した。

開所するまでに法人格取得を始め、不動産探しやスタッフ採用、事業者指定など前法人を辞めてからバタバタとしていたが、思い切り就労支援ができる環境に感謝していたし、むちゃくちゃ嬉しかった事は今でも忘れない。

スタッフ8名の中で精神障害者の就労支援経験者はほぼいない状況ではあったが、オープンが2ヶ月遅れの6月になった事で、いろんな場面でコミュケーションが取れた。そしてみんなでよく飲んだ。

岡山県での合宿は日替わりで理事の先生が牛窓まで来ていただき、研修をしてもらったのは懐かしい思い出であるが、内容があまりにも専門すぎて居眠りしてたスタッフもいてたような。。。

その当時の精神障害者の就労状況と言えば、障害をオープンにして就職する事が一般的ではなく、障害をクローズにして働き、調子を崩して辞めるを繰り返していた人が多くいた。

多くの医師が働く事に対して積極的ではなく、支援者も精神障害者に対する就労支援経験がない。企業も精神障害者へのマイナスイメージが強い中ではあったが、事業開始1年以上前から先生達が定期的に議論して、田川先生を初代理事長としてJSNが立ち上った。そしてそこに協力いただいた人達が今ればこそ現在がある。

先日、JSNのfacebookに「機関誌創刊0号」の記事がアップされてるのを見て、当時を思い出した。

2023年度は16年間の実績を見直し、新たなる目標に向けて再スタートである。