2025年4月23日

リワーク支援

昨年度、日本産業保健法学会において、「疾病・障害の自己理解と配慮義務の職場認識とのギャップを考える」というテーマでシンポジストとして登壇させてもらう機会があった。聴講者には産業保健スタッフ、人事担当者、医療関係者等々の方々が参加されており関心の高さを感じた学会であった。先日、講演後に名刺交換させていただいたある企業の保健師の方から連絡をもらった。内容は自社におけるメンタルヘルス研修についてのご相談であった。

近年、心の健康問題はどの業種、どの規模の企業においても避けては通れないテーマであり、特に「休職から復職までの支援体制」や「職場での再適応」の問題は、産業保健の現場でも非常に大きな課題になっていると人事担当者からよく耳にする。

休職は「治療期間」としての役割を果たすが、それだけでは十分ではない。休職者が再び職場に戻り、以前と同様に活躍できる状態に戻すための「復職支援(リワーク)」が不可欠になる。復職直後に再び不調を訴えて再休職となる「リバウンド」のリスクも高く、企業にとっては業務の継続性、人材育成、コストの観点からも非常に重要な課題となっている。

JSNでは10年前くらいから本格的にリワークプログラムの提供を開始した。「職場復帰だけでなく、健康で働き続ける」ことを目的にカウンセリングや講義にとどまらないプログラムを提供しています。杉山理事(杉山診療所 医師)を専任アドバイザーに迎え、構造的で科学的根拠に基づいたプログラム設計して皆さんに提供していきたい。

詳しくは下記より

https://npojsn.com/company/