アンケート調査
先日、高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施している研修に参加。その資料の中に障害者雇用に関する以下のような数字がでていた。
精神障害者の雇用状況
1.精神障害者の雇用経験
現在、精神障害者を雇用している 30.3%
現在の雇用はないが、過去に雇用した 9.0%
これまで雇用したことがない 59.3%
2.今後、採用しようとする障害者種別
身体障害者中心 58.3%
知的障害者中心 6.4%
精神障害者中心 1.7%
精神障害者は当面考えてない 7.8%
障害種別は原則問わない 23.0%
その他 2.8%
3.障害種別の定着率
身体 3ヶ月後 77.8% 1年後 60.8%
知的 85.3% 68.0%
精神 69.9% 49.3%
発達 84.5% 71.5%
精神障害者の年間の就職件数が、3障害の中で1番だとか言っても、まだまだ精神障害者の事が正しく理解されていないことに気づかされる。
定着率が他の障害種別より低いのは、当事者だけの課題ではない事を私は実感している。
そんな中、元利用者からLINEが入った。「入職から10年経ちます」平坦な10年ではなかったけれど、本人の意志と努力、企業の努力、JSNのバックアップがあったからこそ。
彼等が戦力になる事を、私達は目の前でみてきたからこそ言える、数字の世界からだけでは見えない働く実際を発信せねばと思う。
働き続けるを応援する
大阪精神障害者就労支援ネットワーク
JSN
金塚たかし